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やがて、熱で対流が起き、窯を開けてみると、窯の中は煙で充満していた。
長瀬「すごいなスモークウッド」
燻製を待ちつつ、炭で温度も60℃をキープ。
だが、燻す時間は3時間。
窯の番にまずは礼斗が途切れないよう煙をつなぎ、温度が上がりすぎないように火はギリギリに抑えた。 |
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ところが、礼斗から交代した長瀬は、干し芋に夢中になっていたら…
長瀬「スモークウッド燃えてる」
発火原因はスモークウッドを重ねた為。
煙が出ないまま、これでは温度だけが上昇してしまう。
燻製の適温70℃を超えてしまった肉を少し冷ますために、一旦窯を開けると、すでに煙は薄く、焼けた脂身がしたたっている。
焚き口から火のついたスモークウッドを抜き、温度を下げてから、燻し直さねば。
これで程よい炭火となり、何度も開けた窯の中の煙はすっかり無くなった。
ようやく、適温に落ち着き、改めての燻し。
今度はスモークウッドが重ならないように注意し、再び窯の中は煙が充満し、肉を包んでいく。影響は残らないものか…。 |
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結局、窯はみんなで見守り、無事にできているのか、それとも…。
3時間が経ち、窯の中から取り出してみると…
長瀬「色がいい」
達也「うまそう」
バラ肉はすっかりベーコン風に見えるが、燻製が済んだのを確認したら、念のため、もうひと熱加え、加熱殺菌をする必要がある。
ベーコンを63℃に温め、30分。
一方、ハムもお湯で加熱。
こうすることで、窯で温めるよりもしなやかな仕上がりとなる。 |
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