蹄鉄固定用の釘“蹄釘(ていちょう)”は、真っ直ぐ打つと、蹄の外側へ。
それで、内側の神経には当たらず、痛みも感じさせない。
蹄釘を外側に抜けさせ、しっかり固定する。
そうして突き抜けた釘の先は、外側から切断する。
これにならい、仮打ちした釘を長瀬が打ち込んでいく。


仕上げのヤスリがけは、太一。
と、道子の蹄に傷のようなラインを発見。
小松さん「環境の変化が蹄に現れる」
それは、怪我ではなく、根元の新しく出来た部分に、
ストレスなどで現れたもの。
心配するほどではないが、注意した方が良いという。
何はともあれ、蹄鉄4か所、ぴったりと装着で、
もう、歩く痛みは感じないはず。


太一「お前、どんどん可愛くなっていくな」
おだてられ、乙女の新たな一歩、明らかに軽い足取り。
道子はそろそろお腹もすいてきた頃。
見つけた草は、古来の日本のものより今では多い、セイヨウタンポポ。
北海道には、明治時代、食用に入れたとされ、
今も根を煎じる、タンポポ茶で知られる。
そして、道草は続き、目指すは函館港。