九州の太一は、佐賀県唐津市浜玉町へ。
佐賀県はハウスみかんの栽培が日本一で、中でも唐津市浜玉町は、県内の約5割の生産量を占める。そんなこの地にあるという漬物が…
太一「ちょっと信じられないな、みかんの漬物」
果たして、本当にみかんの漬物なんてものがあるのか?
農家さんに話を伺うと、「ぶっしゅかん」というみかんの漬物があるという。
そこで、ぶっしゅかんを栽培している農家の富田さんの農園で見せていただく事に。
太一「なんだこれ!!初めて見た」
インド原産のぶっしゅかんは、江戸時代前半に日本へやってきた、みかんの一種。仏の手の形に似ていることから『仏手柑』と呼ばれたことが名の由来。


早速、富田さんの農園で収穫。
実の開きの良くないものを漬物にするという。
その実を切ってみると
太一「実がないんですね」
中は白いワタのようなものでいっぱいになっており、果肉は見えない。
仏手柑は主に観賞用、生け花や正月飾りに使うという。
それを富田さんが考案し、砂糖漬にしているという。
作り方は、熱湯で茹で、苦みを取り、砂糖で水分がなくなるまで煮詰める。
すると、きれいな飴色になる。仕上げにグラニュー糖をまぶし、1週間から10日ほど乾燥させて、富田さんオリジナルの仏手柑の砂糖漬の出来上がり。
太一「美味しい!これは爽やか!」
さらに、この砂糖漬けを使って頂くのは、仏手柑ティー。
太一「これ美味しい!紅茶が甘くなるし、香りも出る」
ティータイムを満喫する、太一。


長瀬は、石川県。
石川県の漬物と言えば、以前村でも作ったかぶら寿司。
石川県加賀地方の冬の味覚として知られ、青カブに寒ブリを挟んで酒粕で漬けたものだが、青カブは全国でも主に石川県でしか栽培されていない冬の野菜。
今の時期でも食べられるのか?
漬物屋を訪ね、青カブ農家さんを紹介していただいた。
その青カブ農家さんの元へ向かう道中、長瀬は漬物を変わった食べ方で。
味噌漬を細かく刻んでバニラジェラートに練り込んだ、漬物ジェラート。
長瀬「食べやすいですね。漬物の味がする」