さっそく、技術部長の新田さんにまさるくんの機構を見てもらう。
まさるくんの駆動源は、油圧ポンプ。
その油圧ポンプでは、パワーは出るがスピードが出ないとのこと。
油圧駆動は、体積の変化が少ない油が動くため、大きな力を発揮する。
一方で、加速減するのは難しいという弱点がある。
それを左右同じスピードで動かすには、新たな動力が必要。
新田さん「電気モーターに換えた方がいい」
電気モーターなら、モーターへの電圧を変えることによって、扇風機の強弱のように、加速減が簡単に出来る。

これにならって、さっそくまさるくんを改造。
まず、内部の油圧ポンプと機軸を外し、新たに、モーター付きの新機軸に取り替える。
そして、改造した動きを確認。すると、“横綱(強)"では、手持ちのハンマーが外れるほど、勢いのある腕の振り。
それに伴い、鐘の音も良い音色となって、
太一「これは、競輪場で名物になるぞ」
二人がやってきたのは、神奈川県川崎市の『川崎競輪場』。

ここでやらせたいのは、「ジャン」。
競輪において、鐘を打つことにより、周回数が残り1周であることを通告するためのもの。
この大役をこなし、3度目の正直となるか?
長瀬が合図を出し、太一が操作を担当。
そして、緊張の中、いよいよレースがスタート!