すると、見えてきたのは『崇礼門(スンネムン)』、通称「南大門」。
ソウルに残る最古の木造建築だったが、2008年に焼失し、現在復元中。
長瀬と太一は、ソウル南部を流れる大河の縦断を目標に定めるも、手前の丘陵地帯に差し掛かる。
そして、長い上り坂、ギアを軽くして突破したと思いきや、さらに坂道。
このままでは体力がさすがにもたないので脇道に逸れて休憩。

一方、達也と松岡は、北向きを取り戻し挽回中。
だが、目指す北は、大きな市場や人出の多い繁華街。
ソウルで最も賑わい、交通渋滞が頻発するエリアが待ち受ける。
たまらず入った街路は、観光客にも人気のショッピング街『明洞(ミョンドン)』。
松岡「韓国の渋谷と原宿って言われているところだよ!」
そこには「TOKIO」「TOKIO」と、達也・松岡に気づき始める日本人観光客たちが。
そんな人込みをかいくぐり、なんとか明洞を横断。

一方、苦しかった丘陵地を越え、順調に南へ向かう長瀬と太一の前に現れたのは何やら煙をまき散らしながら走るバイク。
太一「(煙)臭い!なんだあれ」
それは、害虫駆除用の殺虫剤を散布しながら住宅地を周回する、“煙幕消毒車"。韓国ソウルでは珍しくはない光景。