一方、疲れの見え始めた城島と福澤の目の前にそびえるのは、凛々しく立つ門番が名物、かつての王宮「景福宮」の正門である『光化門』。
さらに、その前の通りは自転車専用道路。
運を味方につけ、西に沈む夕日に向かってひた走る。
そして、達也・松岡は山越え、長瀬・太一は自転車で渡れる橋、全長約1kmの『盤浦大橋(バンポテギョ)』に到着し川越えにさしかかる。

午後4時、闘いはいよいよクライマックス。
2人合わせて88歳のコンビ、城島と福澤は西へ向かう坂道に苦戦。
体力も底をつき、右折して上り坂を回避しようとするが、現れたのはさらに傾斜のきつい上り坂。
そして、車を避けようとしたところで、バランスを崩し、足を着地。
記録は3409m、ここで2人の長い闘いが終わった。

残るは2チーム、北を目指す達也・松岡チームと南を目指す長瀬・太一チーム。
と、漢江を渡る長瀬・太一チームに応援をしてくれたのは、盤浦大橋名物「虹の噴水」。きれいな景色と共に順調に南へ。
一方、達也・松岡は山越えを達成。距離は4km越え。
念願の下り坂で距離を稼ごうと意気込むも、道を遮る車に仕方なく、体をこすりそうな路地裏へ。
狭く急な下りにバランスを崩し、ついつい足が出る。
下りの路地を突き進むと、迷い込んだ先は、民家の行き止まりで、万事休す。
記録は5368mで、無念のリタイアとなった。