“マース"とは沖縄の方言で“塩"の意味。
さっそく地元の方々にご指導いただき、調理開始。
ウロコは、豪快に農業用のクワを使って剥ぎ取る。
そして、内臓を取り除いたら、塩と泡盛を入れた鍋でひと煮立ち。
松岡「(タマカイ)一匹で1クラス分の給食の量だよね」
島豆腐、小松菜と一緒に頂けば、さらに美味。

一方、生い茂るマングローブに期待を寄せ、奄美大島に降り立ったのは長瀬。
鹿児島から南西へ380km、奄美大島は日本有数の雨の多さ。
その恵みを受けたマングローブには多様な生き物が生息する。
そんな密林での食材探しに、頼れる人と待ち合わせ。
長瀬「ご無沙汰してます、お元気でしたか?」
その方は、このジャングルを知り尽くす、元(はじめ)武光さん。
出会いは6年前、ソーラーカー日本一周の旅で同じ奄美大島を訪れたときだった。

と、再会も束の間、泥の穴に手を突っ込み、何かを捕まえる元さん。
長瀬「めちゃめちゃデカいじゃないですか!」
それは“マングローブガニ"と呼ばれるマングローブで獲れるノコギリガザミ、体長50cm2kgもある大物。
さらにもうひとつ、ここにはとっておきの大物がいるという。
元さん「ここ(マングローブ)のアナジャコは大きさが違う」
6年前に城島が捕まえたこともあるアナジャコは、いいとこ10cm。
どれほど違うものなのか、その大きなアナジャコを求め、マングローブ茂る役勝(やくがち)川の支流へカヤックで漕ぎ出す。