すると、密林の間に点々と見える、不自然に盛り上がる泥の山。
それらは、“シャコ塚"と呼ばれる、シャコの巣。
シャコが餌を捕獲するため土中を移動する際、掻き出した泥が長年かけ、少しずつ堆積したもの。
マングローブの泥は乾燥して固まりやすいため、潮の満ち引きの影響を受けることなく、シャコ塚が巨大化していく。
それは、マングローブでしか見られない特別な現象。
そして、150cm程のシャコ塚を発見、大物はいるか?

シャコ塚の上部にある巣穴を掘り進めていくと、何やらこちらを警戒する触覚が、チラチラ顔を覗かせる。
慎重に引っ張り出すと、現れたのは30cmもあるアナジャコ!
長瀬「でかっ!ザリガニみたい」
それはマングローブのみに生息する、日本最大のシャコ“オキナワ アナジャコ"。
普通のアナジャコと比べると、約3倍のデカさ。

そして、調理は、味噌汁が美味いらしい。
オキナワ アナジャコのダシに味噌を混ぜ、鍋で煮込む事10分。
一般ではなかなか味わえない「シャコ汁」の完成。
長瀬「不思議な味、でもさっぱりしてる」
せっかくなので、先ほど捕獲したマングローブガニも味わう。
シンプルな「マングローブガニの塩ゆで」は、でっかいハサミをハンマーで割って、身を贅沢にほお張る。
長瀬「クリーミーな味がする」