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こうして、農家、粉屋を経て、精粉でコンニャクを作るのが、練り屋。
下仁田町にある、天下一蒟蒻黒澤商店は、下仁田周辺で最も古く、明治38年創業の老舗。
三代目の黒澤富雄さんに粉からのコンニャクづくりを教わる。
55℃のお湯70Lの中に精粉を入れ、溶かす。
のりがきと呼ばれるこの作業はテンポが大切。
5分後には固まり始め、15分程放置させるとゲル状のコンニャクのりになる。
城島「固まってる」 |
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バタ練り機でお湯・色付け用の海藻粉末・精粉を混ぜた中にコンニャクのりを加えて練る。
黒澤さん「回してるんで空気がたっぷり入るんですよ」
空気が入ることで、気泡ができ、表面積が増えることで味染みが良くなる。
15分程練った後、凝固剤として石灰を入れる。
コンニャクはアルカリ成分を加えると固まり、弾力性が生まれる。
石灰を入れたら、練る時間は1分。
タイミングを間違うと、美味しいコンニャクができないという。 |
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こうして練ったコンニャクは1日置くと、あの特徴的な弾力が生まれる。
コンニャクを専用の包丁で切り出し、突き出しと呼ばれる道具で、トコロテンのように突き出すと、1度に8丁のコンニャクが切り出せる。
城島「こうやってできるんやな」
本場の味を黒澤さんのお宅で頂く味噌田楽。
コンニャクの食感が際立つ一品に城島の舌も冴える。
城島「コンニャクはできたてを今夜食う(コンニャク)方がおいしいな」 |
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