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城島「生態系が変わってきてるんですね」
達也「やっぱり砂地なんだなあ」
しかし、ウナギが来てほしいと願う汽水域は、まだまだ問題も多い。
そこでポイントとなるのが…
木村さん「デトリタス」
淡水からの有機物が、海水の塩分の影響で凝集(ぎょうしゅう)、沈殿するデトリタス。
ヘドロの原因にもなってしまう。それを避ける為には砂が重要。 |
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そこで、砂を入れた水槽と何も入れていない水槽を2週間海底に設置し、デトリタスの堆積具合を比較する実験。
達也「砂がどれくらい効果があるか見てみたいな」
設置している間、東京湾にも降雪。雪が海水に溶け込み、さらにデトリタスが溜まりやすい状況に。
2週間後、まずは砂を入れていない方の水槽は、デトリタスが溜まってしまった状態。
一方、砂を入れた方の水槽に、デトリタスはない。
城島「自然の砂にはいろんな微生物がいて、それが大事で生き物が増えていく」
砂の中に存在する無数のバクテリアが、ヘドロ化する前に有機物を分解、浄化してくれる。 |
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砂の入った水槽の中にいたのは、エビジャコ科のウリタエビジャコ。
水質の良い、浅瀬の砂地に生息している。
夜行性のため、昼間は砂に潜り、夜になるとゴカイや稚魚などの小動物を捕食する。
達也「砂に来るエビっていうのは今までにいなかった」
これまで、DASH海岸で見られたエビは、潮溜まりではイソテッポウエビ、竹ぼうきではユビナガスジエビ、砂泥ではテッポウエビ、ヨコエビとそれぞれが棲み分けしていた。
そんな新たなエビの登場に、城島が思うことは…
城島「エビの中でもクルマエビとか来てくれたらいいなあ」 |
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