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さらに、沖合50m地点の潮間帯で砂をかくと、網にかかったのはオゴノリ。
海藻として食用されるオゴノリは砂地を好み、根を生やす海藻。
木村さん「海藻で砂場というのは、貴重な組み合わせなんです」
早川さん「オゴノリの周りにクルマエビがいたりシバエビがいたりします」
オゴノリは生態系にとってとても重要な海藻で、多くの生物の棲み処や隠れ処となる。そんなオゴノリに付着していたのは…
城島「赤いワレカラ。ワカメとかについてるのは緑やけど」
色が違う理由は、擬態なのか、餌の違いかなどはわかっていないという。
早川さん「藻の中を網で引いたら、色んな種類のものが入るね」 |
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続いて、アマモ場から潮間帯に調査用の網を引く。
その網の中には、体をアマモと同じ緑色に擬態しているツノモエビ、タツノオトシゴの仲間のヨウジウオ、ウリタエビジャコ、クジメなどが入っていた。
達也「これが海の面白さ。見たことないのがこんな近くに棲んでるんだよ」
全て砂地とそこに生える海藻(海草)を好む生物。 |
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さらに、見つかったのが、砂地に生息するクサフグ。
早川さん「クルマエビと一緒に棲んでいるやつ」
別名はスナフグとも言われるクサフグは、体を振動させて砂地に潜り、目玉だけ出して餌となる生物を狙う。
このクサフグが潜れるほどの、柔らかさがあり、崩れない程度の砂質に、クルマエビも潜っている。
3年前、DASH海岸に干潟ができた当時の夏、1度だけクサフグの稚魚が姿を現したが、それ以来、姿を見せてはいないが…
城島「フグは来ているから可能性はありますよね」 |
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