 |
500m程、桁で海底をかいて引き上げると、入っていたのは、クルマエビ…ではなく、北薩摩の名産のクマエビ。
クルマエビにも負けない味だが、その後も獲れるのはクマエビばかり。
城島「海底の状態が砂地じゃないってことなんですか?」
エッグマン型採泥器と呼ばれる海底の土をとる器械に、海猿カメラを搭載し、20m下を調査してみると、細かい粒子が舞うシルト質だった。
採取した泥は良質できれいな泥だが…
城島「砂地を好むクルマエビには適さない」 |
 |
陸沿いに約2km南下し、桁を再度あげてみると、入っていたのは、見慣れないシチコと呼ばれる生き物。
橋口さん「シチコは砂地に行けば入っている」
そして、ようやく桁の中に入っていたのは、念願のクルマエビ!
城島「これこそ探し求めていたクルマエビ!」
海底の砂質は、砂交じりの泥。
城島「やっぱり砂が大事なんですね」 |
 |
沖に帰って、さらにクルマエビの生態を探る。
クルマエビは遊泳脚と呼ばれるの腹部の細い脚を使って泳ぐ。
イセエビなど岩を好むものは、あまり泳がずに太く逞しい脚で歩く。
木村さん「遊泳脚で砂を掻いて潜っていくらしいんですよ」
生態はほとんど一緒だが、クルマエビは砂地、クマエビは泥場と、同じ種類でも棲み分けがされていた。
泥場を好まず、遊泳脚の足掛かりとなりながらも柔らかい砂質をクルマエビが好むことがわかった。さらに、クルマエビは食欲旺盛。
城島「クルマエビがいる所は、かなり豊富な生命がいるってことですよね」 |
|
|