漁師の砂川さんが勧める大物はサメ。
ここ宮古島でサメは人気の食材だという。
砂川さん「“ネブリブカ"というやつがいる」
夜行性で昼間は岩陰に潜み、眠ったようにじっとしている。
体長は普通サイズで1.5mほどだが、ポイントにはもっとデカいヤツもいるという。
眠っている日中が、この大物を狙うチャンス!
これから、そいつを獲りに行くというので船に同乗させていただき、さっそく、陸から10分のポイントへ。

ネブリブカが潜んでいるのは砂地の穴。
捕獲するためには、素潜りで獲物に近づく。
ただし、注意しなければならないのは静かに近づくこと。
むやみに怒らせると、ウエットスーツを破いてしまうほど強力な歯で、噛まれることもある。
カナヅチの猫に代わって、潜水士の資格を持つ達也が一気に潜り、サンゴの隙間や岩陰を慎重に探す。
砂川さん「穴の方を探して、穴の方」
夜行性のため、光が差し込まない穴を好むというが、なかなか見つからない。

と、達也は見逃さなかった!
岩の隙間に身を潜める、サメの尻尾のようなものを発見。
果たしてネムリブカなのか?
息継ぎのためいったん水面へ、捕まえる準備をする。
この大物を捕まえるのは、縄一本。
先端の輪っかの部分で尻尾を縛り上げ、引き上げるというシンプルな方法。
そして再び潜った達也、いざ、捕獲へ!