すばやく尾びれに縄をかけ、一気に引き上げる。
が、焦って縄が外れてしまい失敗、息を整えもう一度。
今度はしっかりと縄を縛り付け、水面に戻ってから、あとはゆっくり引きずり出す。
すると、眠りから覚めたのか激しく抵抗する獲物。
岩陰に逃げ込もうとするが、達也は縄一本で挑む!
そのまま船まで慎重に引っ張るが、サメも必死の抵抗。

そして一気に船へ… と、縄をすり抜けサメ逃亡!再び岩陰の方へ。
だが、達也はあきらめていなかった!
サメの尾びれを手づかみでキャッチ、一気に船に引き上げた。
捕えたサメは、体長1.4m、重さ25kg。
ネムリブカではなく、魚類最大のジンベイザメの仲間“オオテンジクザメ"。こちらも夜行性で日中は岩陰に潜む習性がある。
では、そいつを豪快に捌いて頂くことに。

砂川さん「サメは捨てるところがない」
食べるのは身だけでなく、ヒレも天日で乾燥させた後、皮の部分を丁寧にはぎ、煮込んで再び乾燥させれば、あの高級食材フカヒレに。
まずは、背中の部分を刺身で頂く。
一般的にサメの肉はアンモニア臭がきついといわれるが、
達也「臭みは全然ない、歯ごたえのある白身」
猫「タコの食感に近い」