そして、砂川さんが差し出したトロトロの液体。
その強烈なにおいの正体は、サメの肝臓。
細かく切ったものを、薪をくべたかまどでじっくり煮込むこと1時間半。
肝臓の油成分が溶け出し、黄金に輝くサメの“肝油"となる。
人間の体に必要な栄養素が豊富に含まれているといわれ、漁師の力の源として親しまれてきた。
達也「(一口飲んで)うわ、ほんとに油って感じですよ」

一方、北海道で大物求め、長瀬と天野は標津(しべつ)漁港。
ホタテを獲っているという、地元漁師の平井さん曰く、普通のホタテといえば、手のひらサイズだが、ここでは、それをはるかに凌ぐ大物がいるという。
さっそく、そんな巨大ホタテを探しに根室海峡へ。
漁場はホタテの稚貝がまかれた場所。
その中に、予想以上に育った巨大なヤツがいるかもしれない。

仕掛けは「八尺」と呼ばれる、重さ500kgの大きな熊手。
これを海に落とし、ホタテのいる海底を掘り起こす。
海底13m、育ったホタテを800mに渡り、船で引っ張りながら熊手でかくように掘り起こしていく。
そして、引き上げた網には、20cmほどの巨大なホタテが!
通常目にする手のひらサイズのホタテは3年もの。
しかし、巨大ホタテは、6年以上育って大きくなったもの。
根室海峡の栄養豊富なプランクトンが肥大させるという。