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だが、大変なのは声だけではない。
達也「帰りの分(の息)が無くなるな」
およそ10mを出来るだけ泡立てるように泳ぎ、空気は潜る前に1度吸っただけ。
その状態で5mほど潜り、肺の中の酸素だけで、石を叩きながら、さらに空気を押し出して声を出すというのは、達也のように潜りに慣れた人間でも考えられないこと。
達也でも出来るのか?まずは船の上で練習。 |
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洗面器に海水を汲み、顔を浸けて同じように声を出してみる。
シュノーケルを咥えている状態をイメージして、“ウッ、ウッ"という独特の発声。
洗面器の水が大量に溢れる。
達也「これだけ空気が出てるってことですね」
だが、福地さんがやると、ほとんど水はあふれない。
これが酸素を極力使わず、かつ魚に音が伝わる声の出し方。
さらに、水中で耳慣れない音を聞いた魚は、驚きのあまり、フンを出すという。
福地さんほどの達人なら、目の前が真っ白になることも。 |
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潜水士・達也も実際に海で練習。
発声のコツをつかんだところで、いよいよ達也メインで追い込み漁の本番!
網を設置し、水面から魚の群れを探す。
狙う群れを発見すると、石を網の反対側へ投げ、網の方へ移動する魚を、激しい泳ぎで追い込んでいく!
残り5mで、肺いっぱいに酸素を吸って、一気に海底へ。
上手く声も出せ、驚いてフンを出す魚も!
そして、網には見事、魚が掛かっていた! |
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