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ここ鶴岡の地で作ると、美味しく育つ理由の1つに気候がある。
夏の間、湯尻川から発生する朝もや。
この朝もやがだだちゃ豆のサヤについて適度な水分を補い、独特の甘みを生み出す。
さらに明雄さんが気づいたDASH村との違い。
それは一見、作物づくりに向いてなさそうな砂状の土。
しかし、植物は水分や養分が少ないと、少しでも元気な種を育てようと、「種」つまり、実の方に栄養をどんどん凝縮させようとする。
それが美味しさにつながるという。 |
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さらに、ここ鶴岡の土の中には、だだちゃ豆づくりを手伝う“根粒菌"が棲んでいるという。
根粒菌とは、豆科の根っこに付く微生物。
豆の成長に必要な栄養分を根から沢山送り込んでくれるという。
そんな根粒菌に元気に働いてもらう為、根っこ周りの土を機械でかき混ぜ、根に付いた根粒菌に新鮮な空気を行き渡らせる。
そうすることで根粒菌は、空気から取り込んだ栄養を豆に送り込んでくれる。
収穫までにこの作業を8回繰り返す事で、豆はどんどん美味しく育っていく。 |
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ではいよいよ、だだちゃ豆の収穫をお手伝い。
使用するのは「まめ一番」という豆専用の収穫機。
草刈り機のように機械の下についた刃で茎を切断し、自動で集めていく。
明雄さんも機械の操作を買って出て、収穫作業。
初めての操作も、ウネに沿って真っすぐ運転出来ている。
城島「なんでも出来るね、明雄さんは」
そして、2ウネ分ほど収穫すると軽トラックは一杯に。 |
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