まず、痛んだ箇所をくり抜いたら、流木からそれに合わせた六角形(柱)の栓を切り出す。
そして、その側面に角度をつけながら、ならしていく。
わずかな角度だが、栓は打ち込む程に、きつく締まっていく。
水の抵抗がかからぬよう、はみ出た余分な部分を切り落とし、さらに、もう一つ、流木から切り出したリボン型の部材を打ち込む。
それは沖縄で学んだ技、沖縄伝統のくさび“フンドゥー"。
木と木をつなぎ合わせる有効な形とされ、サバニ舟にも多く見られる。

フンドゥーで舟底に打った六角形(柱)の栓を固定し、最後の仕上げに、舟底にカンナをかける。
そして、実際に舟を浮かべ、城島が修理箇所を舟の上からチェック。
長瀬「補修したところ大丈夫?」
城島「若干、染み出してるな」
達也「水を吸うと(栓との)隙間が埋まるようになってるから(大丈夫)」

と、舟から身を乗り出して入念にチェックしていた城島が、海へ転落!
幸いにも浅瀬で、救命胴衣も正常に作動したことで、大事には至らなかったが、
長瀬「こういう事故にも気を付けないとね」

そして同じ日、DASH島に初めて開拓の助っ人がやってきた。
基地である舟屋の土台となる大量の石を、集落跡から港まで、直線400mを人力で運ばねばならず、3人がかりでたった2つの石しか運べないのは、効率が悪い。
そこで、島にトロッコを走らせる事にした長瀬は、富山県の山岳鉄道で使っていない平トロッコを頂き、動力付きに改造。
助っ人とは、その改造に力を貸して頂いた鉄道マンたち。
さすがのTOKIOも線路は敷いた事がない、プロに教えてもらわねば。