まずは島に線路は敷けるのか、プロの目で確認してもらう。
障害物が多く、草木もうっそうとしているが、スタート地点となる森の中には、かつての人の通り道が残り、これを利用すれば路盤となる地面も問題はなさそうとのこと。
道幅に合わせて幅の狭い線路を敷くことになりそうだが、問題は資材の運搬。
城島「クレーンでも持って来れればいいけど…」
そこで、思い出したのがDASH海岸の砂入れでも使ったクレーン台船。

これがあれば、島までレールや枕木を運んで、下ろせるはず。
城島が手配し、待ち望んだクレーン台船は、お役御免となったレールや枕木などを積み、DASH島に到着。
クレーン台船は巨大なイカダが浮いているような状態。
碇代わりのコンクリートをおろし、船が島から流されないようにする。
分解されたレールや枕木が、次々とクレーンから運び下される。
そして、長瀬が作った手コギ式トロッコも、1ヶ月ぶりの再会となった。

東海北陸自動車道、トンネル工事の資材を運んだレールに、廃線となった野上電気鉄道を支えた枕木。
島に線路を敷くために、集めた資材が到着した。
しかし、機械の力を借りるのはここまで。
浜から200m、森の中のスタート地点までは人力で運ばねば。
レール1本は5mでおよそ75kg、つまり大型冷蔵庫と同じ重さ。
5人で肩に担いで運ぶも、予想を越えた重量感、さらに足場の砂利と身長のバラつきが、運びづらさを更に増す。