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一方、拠点とする家を建てるべく、その土台の石を効率よく運ぼうと集めた中古レールを使い、助っ人の黒部峡谷鉄道の鉄道マンとともに線路の設置を始めた、島のトロッコ。
しかし、線路を敷くのは、様々な仕事を経験したTOKIOでも初めて。
苦労の末、やっと10mほど敷いたところで、レールの連結作業。
ポイントは、レールの間に「遊間(ゆうかん)」という隙間を開けて、ボルトで固定する。
これは、夏場になればレールが伸びるため、それを見越しての隙間だという。 |
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続いては、島の道のカーブに沿って線路を敷く。
島に運んだ中古レールは、まっすぐの物しかないため、“ジンクロ"と呼ばれる専用の工具を使い、カーブに合わせて、人力でレールを曲げていく。
使い方はシンプルで、カギツメ形をした先端をレールに引っ掛け、
長瀬「廻しながら押すっていう感じですね」
真ん中のネジ部分を回転させると、力棒が押し出され、レールを曲げる仕組み。
現在は電動で曲げることが多いが、かつてはこうして人力で曲げていた。 |
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1か所を少し曲げたら、曲げる箇所を少しずつずらしていく。
全部で27か所を曲げる頃には、レールのカーブはかなりの大きくなる。
だが、大変なのはこれから。線路は、レール2本で一組。
もう片方のレールも、これと全く同じ角度に曲げないと、
長瀬「カーブでトロッコが上手く進まない」
さらに、カーブは時として脱線などの原因となるため
長瀬「なるべくカーブ(の場所を)減らしたいですね」
そして、カーブの作業も何とか一段落。
とはいえ、現在敷いたレールは20m、残りまだ480m。 |
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