この貯蔵庫に、先ほど収穫した生姜を運び入れ。
保存している間に崩れないように、手前に大きな生姜、奥に小さな生姜と丁寧に積み重ねていく。
この状態で2ヶ月経つと、生姜は驚きの変化を見せるという。
貯蔵されていた生姜を改めて見てみると、
達也「知ってる生姜だ!」
収穫したばかりの生姜と比べると、明らかに色が変わっていた。

さらに、変わったのは色だけではない。
収穫間もない新生姜は、乾燥から自身を守ろうと、酵素などの成分が働き、飴色の皮を作っていく。
このおかげで、中の水分量は変化せず、長期保存が可能に。
その上、貯蔵することで体を温める辛み成分も増加するという。
達也「色がもう黄色だもんな。新生姜は白かったのに」
切ってみると、飴色に変化したのが一目瞭然。味の方も…
城島「味が濃い!」
達也「より繊維っぽい。食感も違う!」

今ではこのトンネル貯蔵の利点を生かし、約8割がJAなどの大きな冷蔵庫で安定した温度と湿度を保って、貯蔵管理されている。
そして、その貯蔵されたひね生姜を、各家庭で使いやすいようにカットし、約100gにパック詰めされ、全国へ出荷されていく。