やり方は単純、7、8本を束ねて持ち、根元から引き抜く。
いつも澤野さん一人、手作業で黙々と作業を行っている。
一見、簡単そうに見える作業も、松岡がやってみると、変な力が入ったのか1本が折れてしまい、上手く引き抜けない。
澤野さん「(作業中は)無の境地」
と、城島はさすが42歳、年の功か、澤野さんお墨付きの上手さ。
そして出荷の準備も、50歳独身の澤野さんが一人で行っている。

ご両親と暮らす自宅の向かいにある作業場。
出荷するためには、土の付いた皮を剥かなければならない。
そのためのマシーンが、その名も「むきむき」。
この機械にネギを差し込むだけで、皮が剥けていく。
その仕組みは、「むきむき」にネギを入れるとセンサーが感知、空気の力で皮がめくれるように剥ける。
そして、空気で剥いた皮は、壁の向こう側に吐き出される。

深谷ねぎを出荷する時、その価値を決めるのは、ネギの白い部分の長さ。
澤野さん「(白い部分の長さ)30cm以上が一級品」
澤野さんのネギは、その基準を満たした超一級品ばかり!
そして、プロの目から見た美味しいネギの見分け方とは?
澤野さん「肌ツヤが良く、水みずしい、葉っぱが枯れているのは、糖度が上がっている。テカリがないとだめ」
では、糖度抜群!深谷で穫れた霜降り白菜とネギで、あったか鍋料理。