その秘密は土の中。
大野さん「この土の半分は火山の石です」
火山の石とは、噴石と呼ばれる火山の噴火で放出された穴だらけの軽石。
これが桜島大根を育てる上で重要な役割を果たしているという。
そもそも大根は、水はけが悪い土壌で栽培すると病気や生育不良になりやすいが、穴の開いたこの噴石があると、水分が多すぎる時には吸収し、乾燥すると内側にためていた水分を吐き出してくれる。
つまり、例えるなら天然の湿度管理システム。

生長の秘密を知ったところで、早速収穫のお手伝い!
桜島大根の収穫は、1本ずつ手で抜いて行く。
サイズが大きい程高く売れるといい、一級品と言われる桜島大根の目安は、およそ10kg!早速大きい物を狙って収穫していくと…
なんと明雄さんが14.5kgの大根を収穫!
その大きさに驚いていたが、実はもっとスゴい記録があった!
大野さん「31.1kgが私の記録です」
なんと大野さんは2003年に桜島大根の重さでギネス世界記録TMを更新。
その記録を現在でも守り続けられている。

続いては、収穫を終えた10kg超えの桜島大根を水で洗う作業。
出荷前に大根についた土や火山灰をキレイに洗い流していく。
高級野菜の桜島大根は、見た目も肝心。
仕上げは傷つかないようにスポンジで優しく磨く。
大野さん「白くキレイになります」