推定800kgの岩、初めは5人がかり10人分の力で持ち上げる。
それでも、岩は動かないと察した達也とスタッフがテコを入れる。
結局、大の男10人がかりで、岩を少しずらしただけ。
吊り上げての移動はできそうもないと、吊り上げるのではなく、櫓を移動させつつ、岩を引きずりながら転がして、穴へと近づける。
そして、悪戦苦闘すること1時間…なんとか岩が穴に収まった。
自分たちをてこずらせたこの岩に思いを込めて、命名。
松岡「(岩の名前は)力石(りきいし)!ジョー(城島)が倒した力石」
島のジョーのおかげか、力石をなんとか動かし、舟屋の敷地を確保した。

そして、舟屋の基礎は、島の森にあるかつての石垣の石を集める。
それを再び石垣として蘇らせたい。
建設予定地の周りにも石はあるが、石垣の石は角のある石。
その方が、堅くかみ合う丈夫な基礎を作れる。
石垣の石がある所から建設予定地までは約500m。
石もできるだけ多く運びたい、それを可能にするのが完成したての線路。
その上を走るトロッコで運搬すれば、労力はかなり省けるはず。
早速、荷台用の平トロッコに21個、計270kgの石を載せたが、
尾谷さん「(必要な石の数は)全部で300ちょっと」
つまりは、これを15往復する計算…ならば、どんどん運ばねば!

トロッコと荷台を連結し、荷台を引いての初走行!
だが、いきなり若干の上り坂、荷台の重さでスタートどころか後戻り。
結局、後ろから押してもらってようやく走り出す。
そして、緩やかな上りも終わり、平坦な場所になったら、今度はカーブで積んだ石が崩れて荷台から落下。さらに、その先は
松岡「この坂、上がるの!?」
これまで幾度となく苦戦した上り、勾配20度の最大の難所。
ここだけはどうしても手で押して…この先は平坦な道、待望の海!