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その頃、城島・松岡は、島の北側、森の中で食料探し。
と、ツルからサクランボのようにぶら下がっている赤い実を発見。
松岡「キイチゴみたい。もし食べられたら島のビタミン」
だが、野草には毒があることもあるため、植物図鑑で確認。
似た実を付ける植物に、“サネカズラ"というのが載っているが、
松岡「(図鑑の写真のように)実が花の中にないよ」
それは季節の問題、確かにこれはサネカズラ。
夏に花を咲かせ、秋になると小さな実がたくさん集まって生る。
城島と松岡が見つけたのは、それが冬に落ちて残った状態のもの。 |
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となれば、知りたいのは食べられるか否か。
図鑑にはその旨の記載はないが、とりあえず毒はないということか。
と、躊躇する城島をよそに、松岡が前歯で控えめにかじった…
松岡「固い…ん?毒じゃなさそうだけど舌が痺れる」
それを見た城島も恐る恐る、
城島「味がしないね。痺れはこない」
この実は食用ではないが、かつては咳止めにしたため毒でもない。
とはいえ、島のビタミンとはならず。 |
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一方、達也は岩場をさらに南へ。
そこには、今にも崩れそうな巨大な岩がごろごろ。
岩の合間からは山らしきものが見え、慎重に岩を回ってみると、
達也「砂浜!プライベートビーチ!」
見つけたのは、島の南・岩場に隠れるようにあった小さな砂浜。
その頃、松岡も自分のプライベート空間を見つけていた。
森の中で、なぜか気に入った立派な巨木“アキニレ"。
理由は枝の形が腰掛けやすいから、ただそれだけ。
松岡「ここオレの秘密基地にしよう」 |
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