そして達也は、小さい袋状の海藻を見つけていた。
“フクロノリ"は、他の海藻の上に生え、大きいもので直径10cm。
毒はないが、食べるものでもない。
そして城島・松岡と合流し、作業前の休憩に食事タイム。
収穫した6種類400gの海藻を、ひとまず茹でてみる。
クロメはとろみがあってメカブのよう、味は申し分ない。
続いて、赤い海藻・ウシケノリ。
達也「湯がくと美味い!」
生ではイマイチだったが、茹でたものは美味いと絶賛する三人。
だが、毒はないものの食用でもない…

さらに、城島が密かに作ったのが、天然の整髪料。
それは、サネカズラを見つけた時、図鑑にあった記載。
『名前の由来/樹皮からとった粘液を整髪に使ったので、別名・美男葛』
松岡「オシャレは、コレでやるしかない」
これを真に受けて、せっせとサネカズラの整髪料を作っていた。
作り方はツルを適当な大きさに切って、水に浸け、しばし待つだけ。
城島「けっこうヌメリが出てくるね」
糊の代わりにも使われたという粘液を集めれば、江戸時代の整髪料の完成。
果たして使い心地は?
城島「これいい!手軽に七三にできる」

島の基地となる舟屋作りは、まず、基礎の石垣組み。
大きな石で組んだ外枠、その内側に小石を詰めれば完成となるが、作業2日目で、外枠さえもなかなか進まず…。
尾谷さんの指南を受けながら、積んでは崩すの繰り返し。
城島「野面(積み)、むずかしい」
だが、ただひたすら積み続けるしかない。
そして4時間、徐々に慣れ、高いところで3段60cmまで積み上げたが、
達也「ちっとも進まねえ」
尾谷さん「細かい石を裏(内側)に(外枠と)同じ高さまで埋める」