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つまり、内側(中)に小石を詰めながら石垣を組めば、安定するうえに、崩れにくい。
さらに、石垣の中が土の場合は、地盤が弱く、大きな石の場合は、安定しないという問題を、小石の場合、同時に解決し、強く締まった基礎となる。
そこで、その小石を集めに向かったのが、集落跡の石垣。
島の浜にも小石はあるが、丸く、基礎は安定しない。
一方、石垣のものは、角があって噛み合い、大きさも最適。 |
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石垣の石を集めて使うことにしたが、問題は運搬。
以前、トロッコで石垣の石を運んたとき、ちょっとした衝撃で、石はすぐに落ちてしまった。
そこで、荷台の平トロッコに枠があれば落ちにくいと、以前、捜索で見つけた民家跡にあった箱を取りに向かう。
昭和30年代の古雑誌やヤモリがいた民家跡だが、城島は、奥の物置で大量の箱を見つけていた。
そこには、背負子(しょいこ)や手押し車、洗濯板などの生活道具もある。 |
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大量の箱は何に使われていたものかは不明だが、その中にはヤモリと思われる卵の抜け殻が。
ヤモリの冬眠を邪魔せぬよう注意して、ひとまず6箱を調達。
達也「5〜10cmの小さな石を集めよう」
と、石を探していると、松岡が妙なものを発見。
人の手で寄せ集められたと思われる石の中に、偶像らしきもの。
松岡「恵比寿様?お墓?」
恵比寿様は、漁村では大漁の神とされるが、お墓にもいるものなのか?
どちらにしても判断がつかないので、これはそっとしておいて、とにかく計6箱分の小石を集め、建設予定地の入り江へ。 |
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