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こんな時は、いつもの図鑑で確認、まずは見た目で絞っていく。
しかし、よく似たイチョウタケやニワタケは、いずれも食用に不適。
そして、一番特徴が合致したのが“ヒラタケ"。
肉が薄くて強く、傘で根付いて軸がない。
まだ確証は得られないが、割ってみるとダシが取れそうな良い香り。
城島「1つぐらい食べても大丈夫じゃない?」
そういう訳にはいかないので、専門機関で調べると予想通りヒラタケ。
毒はなく、冬が旬で「寒茸(かんたけ)」とも呼ばれる。
注意すべきは、そっくりな見た目のツキヨタケ。
食べれば下痢や嘔吐の症状がでる、日本三大毒キノコの1つ。 |
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それを確認した上で、後日、再びキノコ採りへ。
実はヒラタケは、シメジの仲間で、栽培方法で形が変わり、一般的によく見るブナシメジが主流になる前は、この島のヒラタケと、同じ形のものが「シメジ」として市販されていたことも。
早速、島のシメジを大量に採って帰り、網焼きで頂く。
城島「香りが良くて、意外と美味しい!」
さらに、ヒラタケのすぐ横に生えていた“アカゲキクラゲ"も採った。
通常は春から秋に発生するが、これは乾燥して冬まで残ったもの。
水で戻し、塩茹でして食べてみると、コリコリしたあのキクラゲの食感。 |
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一方、舟屋作りは次の段階、骨組みへ。
まずは、島にある使えそうな材木を集めなければならないが、柱や梁など、主なもので40本、果たして集まるのか?
森の中に点在する廃屋の中には、何本か使えそうな材木が残っていた。
早速、壁や床板に使えそうなもの、柱になりそうな角材など、一本一本選別し、手作業で抜き出していく。
松岡「良い木あるねー!」
そして、最初の廃屋からは、柱になりそうな太い材木を含む、杉材や松材など計5本を取り出し、浜に集めてから建設予定地の入り江へ。 |
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