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白桃は収穫まで袋を被せているので、色は白いまま。
そもそも桃が赤くなるのは、日光に当たることで、“アントシアニン"という色素が分泌されるため。
池宗さんの白桃も袋を外せば赤くなる。
つまり、桃の色は実の熟し具合とは関係が無い。
では、味や食感には違いがあるのか?
松岡「(一口かじって)とろける!甘いお酒みたい」
城島「みずみずしい。赤い桃とまた違いますね!」 |
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日光に当てて育てたDASH村の桃は、実が硬く、皮を剥いたときの質感も白桃とは全く違う。
その理由は、桃は日光に当たると、糖度を増しながら赤くなっていくが、その代わりに果肉の温度が上がる。
すると痛むのを防ぐため、水分を運ぶための繊維が発達。
それが食べたときの硬い食感を生むといわれる。
一方、白桃は日に当たらなくても糖度が高い品種。
元々、十分甘い上に、繊維質が少ない状態で熟す。
すると、口当たり滑らかで柔らかい果肉になるという。 |
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と、今度は松岡が気になった、畑に点々と設置された街灯のようなもの。
池宗さん「“防蛾灯(ぼうがとう)"といいまして、虫が来ないようにする(灯り)」
この時期に生産者を困らせるのが、夜蛾という蛾。
こいつらが、桃の実に口吻(こうふん)を刺して汁を吸う。
夜蛾に果汁を吸われた桃は、刺された部分から腐ってしまい、商品価値はゼロとなり、出荷できない。
夜蛾は夜行性なので、太陽の光が苦手。
そこで、太陽に似た性質の光を灯すことで、夜蛾を寄せつけなくする。
この地域では、日暮れとともに桃畑に防蛾灯が灯る。 |
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