手間ひまかけて熟した白桃は、収穫の仕方もデリケート。
柔らかいが故、少しの圧力で凹んでしまうため、収獲用のカゴには、クッションが。
クリーム色の肌にほんのり赤みがさしたら収穫時。
実はなるべく指の力が加わらないよう、両手で持ってやさしく扱う。
そして、実りのいい桃ほど、もぎったときにパキッと良い音がする。
ちなみに、岡山の品種“清水白桃"は、1玉2000円から3000円!
いま収穫している池宗さんが育てる品種“白鳳(はくほう)"も、
最高級の物は1玉2500円で売られる!

そこで、奥さんが持ってきてくれたのは、桃のアイス。
それは、池宗家の夏の定番デザート。
刻んだ白桃に牛乳とハチミツを加え、ミキサーにかける。
細かく刻んだ果肉も加え、容器に流し込む。
それを冷凍庫に入れて一晩凍らせたら、“桃のミルクアイスキャンディー"の完成!
城島「これ(一回作るのに)何個くらい桃を使うんですか?」
奥様「かなり贅沢に6個」

つまり、アイス1本に白桃1個を使用。

そして、1時間で約200個の桃を収穫。
その中で、痛んで出荷できない桃は、地元では料理にも使うという。
そんな桃料理を教えてくれるのは、池宗さんのお知り合いの吉村さん。
皮を剥いて、小さくみじん切りにした桃を、ニンニクと一緒に炒める。
作っているのは、桃のパスタソース。
パスタの本場イタリアでは、こうした桃を使った料理がいくつもある。
松岡「そもそも桃に火を通すってことが初めて」
塩こしょうで味を整えたら、ソースの完成。