実だけではなく、茎などにも含まれているということで、茎を折ってみると、実と同様にムチンによるネバネバの糸が。さらに、
達也「茎って空洞になってるんですか?」
茎にもレンコンの実と同じようにたくさんの穴が空いていた。
久原さん「この穴は、茎からレンコンにつながってます」
レンコン畑の中で育つレンコンは、自ら酸素を取り込む事ができないので、光合成によって作られた酸素や養分を葉から吸収し、茎のパイプを通して水中の実まで送り届けている。
久原さん「大きくなるまでに茎が折れてしまうと栄養がいかなくなる」
つまり、レンコンにとって穴の空いた茎は、酸素や栄養を運ぶ命のパイプ。

レンコンの秘密を知ったところで、早速、収穫開始!
DASH村では、土に埋もれたレンコンを手で掘り出していたが、
達也「茎が折れちゃったら、もうダメですか?」
久原さん「ダメです、折れちゃうと中に泥が入っちゃいます」

入り込んだ泥は、穴から全体に行き渡り、変色してしまうため、丸ごと出荷できなくなってしまう。

そこで、折らずに掘る為の方法があるという。
久原さん「水を出して、水圧で探していく」
使用するのは、消防車のホースのような道具。
畑の横に流れる水路の水をモーターでくみ上げ、高水圧の水を放出することができる。
この強力な圧力の水をレンコン畑の中に入れ、水の勢いで、レンコンのまわりにある固まった泥を吹き飛ばし、折らずに掘り上げるというもの。