DASH村 ~新男米~

2001年 ~TOKIOの米作り・スタート~

福島DASH村で、米作りを始める。

<男米>
2002年から育てている品種。「ひとめぼれ」と「タカネミノリ」の交雑種。いもち病に弱い。

<新男米>
毎年、いもち病に悩ませられていた「男米」といもち病に強い「ふくみらい」を配合し、病気に強いTOKIOオリジナルの品種「新男米」が誕生した。

<ふくおとこ>
さらなる美味しさを目指して、2016年から品種改良に挑戦。
掛け合わせたお米は、明雄さん自らが作っていた米「チヨニシキ」。

2019年の米づくり

収穫までの記録

2019年12月8日「稲刈り」

前回TOKIOは、より美味しいお米を作るため、去年収穫した「ふくおとこ」の種を城島・太一・松岡がそれぞれ選び、3パターンの種類に分けて、種まきと田植えを行なった。
城島が選んだ種「福のやまびこ」、松岡の選んだ種「福の旅人」、太一が選んだ種「No.1太一」を米の美味しさを判定する米食味鑑定士である入口さんに美味しさの順位をつけてもらった。

2020年の米づくり

幕を開けた20回目の米づくりは、緊急事態宣言の中、福島に向かうことはできない。
そこで城島、太一、松岡、そしてともに福島に通ってきたスタッフが手分けをして、東京の自宅で種から苗まで育てることになった。

さらにベランダの苗作りと並行して、都内で苗を植える田んぼ探しが始まった。
城島と太一が向かったのは、23区イチ人口が多い世田谷にある東京都立園芸高等学校。

東京都立園芸高等学校

創立112年目を迎える農業系の専門高校。世田谷の一角に広がる東京ドーム2.3個分の敷地には、トマト、ナスなど約30種類の野菜や桃、ぶどうなどの約17種類の果物が栽培されている。
ここは以前、昆虫が苦手な嵐の二宮にカブトムシを触ってもらおうと、太一が二宮と大都会の中に緑を探して訪れた場所。
ジャガイモ畑だった場所を掘り、地下30mから汲みあげるミネラル豊富な井戸水を溜め、田んぼにした。そして、東京のベランダで43日間育てた苗で田植えを行なった。

<6月下旬>

田植えから20日後、稲の高さは40cm。
そして、水田が良い環境だと出てくる生き物、ホウネンエビを発見。
ホウネンエビは漢字に当てると“豊年"。豊作になるという言い伝えがある。
他にもハイイロゲンゴロウ・ハイイロゲンゴロウの幼虫・オオシオカラトンボなどがいた。
だが、農家の天敵、コガネムシも田んぼで発見。

コガネムシの生態
主に畑に生息。福島では見られなかった。

稲の被害
稲の葉を食べてしまう為、光合成が減少してしまう。

対策
20年前に明雄さんに教えて頂いたことを活かし、コガネムシバージョンの無農薬農薬を作ることに!

分けつの記録

2020年7月26日「分けつ」

20回目の米づくり

<7月下旬>

東京の気象(7月)
1日中晴れの日はゼロ。
1ヶ月の日照時間は47.7時間。
観測史上最低を記録。
梅雨が明けないまま向かえた7月が終わる。

問題発生 <イネツトムシ>

TOKIOの田んぼに300匹以上発生。(一般的な田んぼのおよそ60倍)
発生数が多いと稲の収穫に影響を与えてしまう。
しかも、TOKIO特製の無農薬農薬は巣の中にいるイネツトムシには届かない。(効果なし)

名前の由来
稲の藁で作った苞に似ていることからイネツトムシと呼ばれる。

生態
蝶の幼虫。口から出るネバネバした糸で葉っぱと葉っぱをくっつけて巣をつくる。
イネ科の葉っぱに棲みつき、その葉っぱを食べて成長する。特に稲が大好物。

対策
ピンセットで虫をとっていくことに!
葉を切らないで虫だけをとることで葉のダメージを最小限にし、光合成の量を減らさない。
園芸高校果樹部の生徒さんにも手伝って頂き、ほぼ捕獲は完了した。

<8月中旬>

東京の気象(8月)
例年より11日遅い8月1日頃に梅雨明け。
梅雨が明け、8月中旬、城島が田んぼを見に行くと待ち望んでいた出穂をしていた。
※出穂(しゅっすい)…穂が出ること。

防鳥ネット張り
スズメは米が大好きで、穂に入っている出来たばかりの液体状のデンプンをくちばしで吸い取ってしまう。福島でも穂を狙ってスズメが集まってきた。
防鳥ネットを設置してスズメが入ってこないようにする。
城島と果樹部の皆さんで設置し、城島が生徒に道具のコツなどを教えた。