オセアニア12ヶ国のトップクラブチームが、2ブロックに別れリーグ戦を行い、上位2チームずつがトーナメントで対戦し、オセアニアNo.1を決定する。
フットボール後進地域と言われながらも、年々実力を挙げてきており、今後の発展が期待される。

▼ リンク 登録メンバーはこちら★

▼ リンク 「38歳シドニーでの挑戦!今日のKINGカズ」コーナーはこちら★

NEWS シドニーFC(オーストラリア) が ASマジェンタ(ニューカレドニア)を下し、本大会 出場を決定!!
シドニーFC(オーストラリア)

今年、2月に創立したチームが予選から無敗で決勝に進出。

決勝の相手はニューカレドニアのASマジェンタ。

試合は、終始シドニーFCペースで進む。
前半16分、シドニーFCのロングスロー。ASマジェンタのディフェンスがクリアーしたボールをシドニーFCのDFマシュー・ビングリー(元Jリーガー)がボレーで合わせて先制。さらにシドニーFCは攻撃の手を緩めず、畳み掛ける。
しかし、ASマジェンタも必死に守り、前半は1対0で終了。

後半もシドニーFCペース。しかし、なかなか追加点を挙げられず、逆にピンチを迎える場面も。
この悪い流れを止めたのが、大会得点王のドリリッチ(オーストラリア代表)。後半14分、右からのセンタリングを体勢を崩しながらも、ヘディングシュート。ゴールキーパーの頭上を超えて、サイドネットを揺らす。試合を決定づける貴重な追加点を決めた。
その後も優勢に試合を進め、2対0でASマジェンタに完勝。

結局、今大会5試合で26得点、1試合平均5.2点、創設以来負けなしの勝率10割という圧倒的な強さでオセアニア代表に輝いた。
  
チームデータ

◆創立:2005年2月 ◆本拠地:シドニー ◆ホームスタジアム:Aussie Stadium

監督・選手データ

シドニーFCの監督は、選手時代ドイツ代表でワールドカップ優勝にも輝き、ジェフ市原(現ジェフ千葉)にも在籍し、活躍したリトバルスキー。
現役引退後は、横浜FC、さらにはドイツ2部のクラブで監督をしていた。
そして、今年2月シドニーFCの監督に就任。わずか3ヶ月でチームをまとめ上げ、チ ームを優勝に導いた。これで自ら第2の故郷と言う日本に12月凱旋帰国する。日本のファンには、「マッテテネ」とコメント。

シドニーFCには、リトバルスキー以外にも元Jリーガーがいる。
MF コリカ(広島)、決勝でも先制点を挙げた、DF ビングリー(神戸、千葉)。さらにはアシスタントコーチのイアン・クルーク(広島)の3人である。
そして、注目はこの2選手。FW デイヴィット・ドリリッチとFW ドワイト・ヨーク。
ドリリッチは、FIFAコンフェデレーションズカップ2005オーストラリア代表でもあり、2000年のサモア戦では、1試合で8得点も決めているストライカー。今大会でも9ゴールをたたき出し見事得点王に輝いた。
一方、ヨークは、元マンチェスター・ユナイッテドのFWでチャンピオンズリーグ優勝を経験。今大会は、契約上の理由で出場できなかったが、12月のFIFAクラブワールドチャンピオンシップには出場予定。

更に、“KINGカズ”こと三浦知良(38歳、前所属:横浜FC)の、11月17日〜1月31日までの、同クラブへの期限付き移籍が決定し、出場チーム中、唯一の日本人選手として、FIFA トヨタカップ クラブ選手権への出場を目指すこととなった。

38歳シドニーでの挑戦! 今日のKINGカズ

【11月6日】

 シドニーFC移籍前、横浜FCとしての最終戦でカズゴール!
 前半7分に吉武が倒され得たPK。これをカズが決め横浜FCが先制。7試合ぶりにカズダンスが見られるかと思いきや、チームメイトと穏やかに喜びあうカズの姿が。試合は3−1で横浜FCが快勝、6試合ぶりの勝利をあげました。試合後のカズは「先制だったからね。(ダンスは)遠慮した」と笑顔を見せていました。

   その夜、日本テレビのスポーツうるぐすに生出演、出発前の心境を語ってくれたカズ。
「だんだんサッカー小僧に戻っていると思います。無心でボールを追いかけていたころに近づいてるというか。サッカーは自分がちゃんと二本の足で立っているんだってことを意識できる時間ですね。
レベルの高い中で、サッカー選手として、人として、一回りも二回りも大きくなりたいと思います」
MCの江川卓さんも思わず熱くなり、予定よりも多くの質問が飛び出したものの、終始笑顔、そして真剣なまなざしで語るカズ。日本代表そしてヴェルディでのチームメイトであり、現在監督を目指し修行中の武田修宏さんには、カズの方がゲキを飛ばすシーンも・・・。
 「自分が思うようにやればいいよ、タケ」とラモスの物まねをして、一同大笑い。
今度はカズが「自分が思うようにやる」番です。カズは明日、4大陸目の海外挑戦に出発します!


【11月8日】

 カズがオーストラリアへ到着、入団会見に臨みました。
「オーストラリアへ来られたことを幸せに思います。自分の経験を出し切って、このチームの力になりたい」と笑顔で語ったカズ。6日に横浜FCでのラストマッチにフル出場。翌7日の夜に成田をたち10時間のフライトという強行スケジュールにも疲れを見せず、むしろゆとりを感じさせたカズ。

リトバルスキー監督も「カズに助けてもらいたい。スタメンは、明日の練習を見て考えるけど、ベンチには入れる」と明言。「だって、出場させなかったら、日本のファンに怒られちゃうし」と冗談も・・・。

シドニーの町並みをバックに、お披露目となった新背番号は“21”
「体調は大丈夫。13日の試合に集中したい」
プロ20年目、38歳。走り続ける「キングカズ」の新たな挑戦がスタートしました。


【11月9日】

 入団会見から一夜明け、チーム練習に初参加したカズ。30度を超える厳しい日差しの中、午後1時からおよそ2時間の練習をこなしました。攻撃パターンの練習ではレギュラー組の2トップに入ったカズ。
早くもチームメイトと積極的にコミュニケーションをとる姿が見られました。

実はシドニーには3人の元Jリーガーがいます。元広島のMFコリカは「対戦経験もあるし、よく知ってるよ。
今から一緒にプレーするのが楽しみだ。」元神戸や市原でプレーしたDFビングリーも「カズは素晴らしい選手とみんなに言ってたんだ」そして、コーチのイアン・クルークも元広島。
「いろいろな環境でプレーするのが楽しいね」とカズも、すんなりチームに溶け込んだようです。


【11月10日】

練習2日目は、突然練習場所が変更となり、カズも「朝、知ったからびっくりしたよ」といきなりグラウンドのない辛さを味わっていました。
午後2時から「オージースタジアム」で練習を開始。カズにとっては、初のホームスタジアムのピッチ。
まずはウォーミングアップ。約30分かけて行うもので、フィジカルトレに近いもの。 その後、3チーム+フリーマンというミニゲーム形式のボール回し。さらにFWはその後、シュート特訓。
様々な場所からパスを受けてゴールを狙う形で、1回で10本続けて打つためにかなりしんどそう・・・。
最後は3人で4チームに分かれてミニゲーム。
途中、大雨が降ったり、太陽がさんさんと輝きだしたりと移り変わりが激しかったこの日。
約2時間の練習後はプールでクールダウン。お疲れ様でした。

練習後「リティに練習前に呼ばれて、戦術などの説明を受けた。あと、選手の顔写真つきのリストをもらったよ。戦術? 卓上ではもうわかったよ。実戦は練習していない? ブッツケ本番!戦術がわかっていないほうが動きやすいかも。わからないで戦術通りにやるとダメだからね」とカズ。

リトバルスキー監督も「(カズを)ずっと使うと東京に行く頃には調子を崩してしまう。ピークを東京にもって行きたい」(※東京はFIFA トヨタカップクラブ選手権の意)


【11月11日】

今日は練習がお休み。試合2日前にオフは珍しい。
「私が考えた。この方が試合でよく動ける。これで結果をだしている」とリトバルスキー監督。プロ20年目のカズにとっても異例の休みに「リティは選手を大人扱いしてるんだね。ブラジルでもイタリアでも考えられないよ」


【11月12日】

いよいよ明日がオーストラリアでの初戦。最終調整では、カズは好調ぶりをアピール。
練習後のリトバルスキー監督は「スタメンは決めたけど、言えないよ」と明言をさけたが「最初から無理させたくないね」とも語り、途中出場が濃厚です。

これまでの数日を振り返り「みんなが家に誘ってくれるんだよね・・・。うれしいし大事なことだよね。なじめないといいプレーも出来ない。まだ、完全にはできないよ。少しずつね!」とカズ。4大陸目のデビューへあせりはない!


【11月13日】

カズがオーストラリアデビューを果たしました。ホームのオージースタジアムで行われたAリーグ。
対クィーンズランド戦の後半31分、湧き上がるカズコールの中、水色のユニフォームに身を包んだカズがピッチへ。わずか15分では見せ場は作ることは出来なかったものの、いきなりFKを蹴るなど存在感を示しました。リトバルスキー監督は「短かったからそうすぐに評価できないよ」とコメント。試合は後半9分のズドリリッチのあげた1点を守りきり、1−0で首位をキープ。カズのデビュー戦は白星スタートとなりました。


【11月14日】

カズはこの日、セントラルパークでサブ組の練習に参加。約10人の選手と共に汗を流しました。試合時間が短かったカズは150メートルダッシュを10本を含め、かなりハードなメニューで調整。
ダッシュ中に思わず「うりゃあ」と気合を入れる瞬間も見られました。
「昨日はあんまりプレーしていないし、少し追い込んでやった。」
とカズがいうように、全体練習終了後も竹内トレーナーと筋トレとストレッチに時間をかけていました。

その後はオージースタジアムのプールでクールダウン。
おば様方のスイミング・エクササイズの横でリラックス運動をしてました。


地元の新聞では、写真を大きく使ってシドニーFCを報じていましたが、カズについては「時間が短かった」とだけコメントされていました。

また、明日カズはシドニーFCの配慮で、ウルグアイ代表としてW杯プレーオフに臨むレコバと会うことに!
ちなみに、カズとレコバの二人は96年の8月に代表として試合をして、カズ2得点。レコバ2得点。
試合は5−3。もちろんカズもこれを覚えていて「長居(スタジアム)で、加茂さんの時でしょ?」と記憶力をプチ自慢していました。
また、この日は日本テレビサッカー解説者の北澤豪さんが独占インタビュー!
詳しく現地リポートの北澤リポでお楽しみを!


【11月15日】

この日は初めて午前午後の2部練習。ともに報道陣には非公開となりました・・・。


【11月16日】

カズはこの日、ミニゲームやシュート練習を行ないました。
攻撃面の戦術練習ではアシスタントコーチが細かな動きを指導。
「3、4割くらいしかわっていないけど、日本と同じ。くさびに当ててスペースを作ったり、サイドを起点に展開。
サイドチェンジとか・・・何パターンくらいやったかな?」

また、FWのドリリッチが右足首の負傷で離脱。
ワールドカップのプレーオフに出場するドワイト・ヨークは、18日に母国トリニダード・トバゴからに戻る予定。
リトバルスキー監督は「(カズを)スタートって考えている。まだ、正式ではないけど・・・コンディションはずっといいし、もう問題ないよ」

カズは「選手とのコミュニケーションは取れている。日本のことを聞いてくるしね。僕も相手を理解してきたし、相手もオレのことをわかってきた。問題ないよ。英語も使い出すと思い出すもんだね」
明日はオフ。
「オレが何か話とかしないとみんな困るんでしょ。考えておくよ」とリップサービスしてくれました。
夜はオーストラリアとウルグアイ戦を観戦の予定です。


【11月17日】

この日は練習オフにもかかわらず、取材としてビーチに来てくれたカズ。
「オーストラリア戦凄かったね」とプレーオフの話題から。オーストラリアとウルグアイの大陸間プレーオフはオーストラリアの勝利。32年ぶりのワールドカップ出場を決めました。
「いい試合だった。オーストラリアが圧倒的に押していたけど、ウルグアイも強かった。オーストラリアがワールドカップに出れば、もっと盛り上がる。Aリーグが活性化されるんじゃない。シドニーFCも世界でしょ。間違いなく、いい効果が生まれると思う」

強い風の中、ゆっくりと海を見つめ、リフレッシュ出来たというカズは
「今日で、疲れは完全に抜けた。明日は少しあせ出して体調整えれば、問題ないでしょ」スタメン? 関係ないよ。でも、ガツンと行くよ」

追伸:シドニーはワールドカップ出場の祝賀ムード一色。街中が大騒ぎです。


【11月18日】

青空。程よく風もあって最高。ようやくオーストラリアらしい天候となりました。

練習は試合前日とあって軽めの調整。
それでもアップからシュート練習。ミニゲーム。そして、ポジションごとの戦術確認。
最後はセットプレー。カズは2トップの一角として常にレギュラー組でプレーしました。
セットプレーにも入ったことからスタメンは確実でしょうか?
「言えないよ。アシスタントコーチが決める」とリトバルスキー監督。
カズは「どっちでもいいよ!」

そして、ワールドカップ初出場を決めたヨークが戻ってきました。
トリニダード・トバゴの大統領が「セレモニーをやるので国に戻れ」と言ったそうですが
「オレは試合がある」と拒否してオーストラリア入り。

練習後は日本人の修学旅行生がサインを求めにきていました。


【11月19日】

カズがシドニーFC先発デビューです!移籍2試合目のパース戦。「スタメンはやっぱり気持ちいいね」という言葉どおり、いきなりパワー全快!前半11分にゴールか?と思いきや、これはオフサイド・・・。
とばしすぎたせいか「ガス欠になった」という後半15分に途中交代となりました。試合も0−0だったので満足してはいなかったようですが「自分のプレーができて、充実感はあるかな?」明日、あさってはなんと連休。
「みんな疲れている。これが世界クラブまで最後の連休」とリトバルスキー監督。

※翌日にアデレードが1−0で勝利したためにシドニーは2位に後退しました。


【11月20日】

カズはホテル近くで軽くランニングをした様子・・・
その後、友人宅でホームパーティに出席。
「さすがに疲れているよ。試合も予想外に出たしね。ボランチとDFの連係が悪かった。サプリサが相手だったら何点取られたか」とやはりFIFAトヨタカップを意識している様子。

さらに、リティが3トップの可能性を示唆していたことを告げると
「そういうのもあるかも知れない。使ってくれればどこでもいいよ」

雑談の中で、試合でのロッカールームの様子を聞いてみました。すると・・・
「コーチが戦術の指示出している時にリティが横に来て通訳してくれる」
監督が通訳してくれるってすごくないですか?!

また、日本の様子も気になっているらしく「Jリーグどうなってんの?」と逆質問。
「ヴィッセル、それにヴェルディも・・・。これじゃオレのいたクラブはみんなJ2でしょ。京都が上がってくるから良いけど、カズの怨念って言われるね」と冗談を飛ばしたものの、どこかさびしげでした・・・。


【11月22日】

練習はシドニーオリンピック公園・アスレチックパーク。
戦術練習ではヨークとレギュラー組。
「何か遠慮してしまった。凄いね」。
ヨークはK1選手以上の肉体。筋肉の塊。
「でも足は細いんだよ。ふくらはぎは凄いけど・・」と肉体勝負は完敗の様子。

ミニゲームにシュート練習。
攻撃陣だけでサイド、中央からパスを出し、ポスト、・・・フィニッシュに行く練習。
ポジションごとでの確認。最後にはミニゲーム。リーグ戦形式で!
1回戦。カズチームは3位。罰ゲームで坂道ダッシュ。
2回戦は2位。罰ゲームなし。「坂道はゲームのあとなんできつかった。足に来た」

リトバルスキー監督「2トップはカズとヨーク? まだ決めてないね。明日かな。先発もあると思う」
カズ「リティがそういう時はもう決めている。間違いないよ」とコメント。
ついに日本イングランド得点王コンビ結成か!


【11月23日】

バレンタインスポーツセンターでの練習。
到着してすぐにコーヒーの販売機へ。「まずい。飲めよ」と薦められました(笑)
練習メニューは前日とほぼ同じ。
「次の試合は60分くらい出て、最終戦はフルで出られれば、いい感じで日本にいけると思う。リティに相談しようかな・・・笑」とシミュレーションは出来ているようです。

練習中にヨークと談笑していたので聞いてみると
「英語で。くだらない話だよ。真面目にはしていない」
そこで、今度はヨークに直撃してみました。
「カズは素晴しい選手だ。38歳であの肉体維持するのは大変なこと。
もちろん、選手としても経験もあり、技術レベルも高い。他の選手ともコミュニケーションを図れている」

そしてカズ。
「トヨタもあるけど、次はチームにとって大事な試合。首位攻防戦。リーグトップで日本に行きたいからね」


【11月24日】

オージースタジアムで練習、その後FIFAトヨタカップに向けた会見が行われ、 オーストラリアメディアも集結しました。

まず練習は、ミニゲームに戦術練習。攻守に分かれてのポジショニング。
ビングリーがスタメンから外れる。右サイドのパッカーもサブ降格。
マクフラエンとミリガンがスタメン組。カズとヨークの2トップ。

練習後にFIFAトヨタカップ用の全体写真撮影。カズが11という話もありましたが 21番のままでした。会見に出席したのはリトバルスキー監督、ヨークそしてカズ。もうチームの看板選手の扱い!

会見に臨んだリティは
「選手に経験を積ませることが大事になる。もちろん、勝ちに行くが、守備的な戦いになるだろう。サプリサはセンターバックの2人がとても強い。しかも、みんながタフだ。ウチは8人で守り、失点しないこと。そうすればFW陣が点を決めてくれる」とコメント。


【11月26日】

明日のアデレード戦へ向け昼には移動を開始。
カズにとっては初のアウェー戦となります。

この日、カズの元には残念なニュースが。

それは古巣ヴェルディのJ2降格・・・
「本当に残念です。でもサッカーは世界中でこういうことを繰り返して歴史が作られて来たんだよね。新しいヴェルディを目指して努力して欲しい」と後輩たちにエールを送っていました。

この日、「ズームイン!!SUPER」の田辺アナが、リトバルスキー監督のインタビューをしました。
実は二人は10年ぶりの再会なのです! 詳しくは取材レポートをご覧下さい。


【11月27日】

カズがAリーグ初ゴールです!!

2点を先制された前半33分に、ヨークのスルーパスを受けて移籍後初ゴール!
さらに、後半31分にはゴールキーパーをかわしてシュート!2−2に追いつく同点ゴール。
試合こそ、終了間際にゴールを奪われ勝利に結びつけることは出来ませんでしたが、移籍3試合目で2得点は、チームに溶け込んだ証と言えるでしょう。
リトバルスキー監督も「カズは38歳じゃないね。25歳だよ」と日本語で大興奮!
カズの1試合複数ゴールは、2000年京都時代の3得点以来5年ぶりのこと。
もちろん、38歳9か月でのゴールはAリーグ最年長ゴール記録です。
カズ自身は「FWとしての仕事は出来たけど、やはり勝たなければいけない」と冷静に反省。
12月のFIFAトヨタカップ クラブ選手権へ向け、KINGが調子をあげてきました。


【11月28日】

オーストラリアでの初ゴールをあげ、シドニーへ戻ったカズ。
この日は、まずプールでクールダウン。
初のフル出場とあって、マッサージなども念入りに行った様子です。


【11月29日】

練習後にシドニーFCが使っている体育館をのぞいたら・・・一人アイシングをするカズの姿が。

両足をクーラーボックスの中に入れて、リラックス。
邪魔してしまったと思い、うろたえていると、カズの方から、話しかけてきてくれました。
緊張しました・・・。

その時の笑顔がこの映像。試合とはまた違うカズの笑顔です。


【12月1日】

シドニーFCが日本人学校を訪問し、大歓迎を受けました。
生徒たちにサッカー教室を開く一方で本当の狙いは・・・。
選手とスタッフ全員が、日本語の基本の会話と文化について学ぶというもの!

ほとんどの選手が初めての来日となるだけに、日本の文化に対して慣れておこうと実現されました。
世界王者という栄光のための第1歩とでも言えるかもしれません。
カズをはじめ数人の選手はお茶会にも参加。抹茶の味に渋い表情を見せていました。

以下 授業内容です。
・日本の作法
・生徒と一緒に日本語の勉強(カズは英語の授業も)
・サッカークリニック
・お茶会
・日本の食事についてのレッスン(?)

サッカー教室では、生徒以上にお母さんたちが大騒ぎ。地元の記者に聞かれて
「Mothers are same generation(お母さんたちは同世代)」とカズ。
あさってのオーストラリア最終戦を前にリラックスの一日となりました。


【12月3日】

オーストラリア最終戦は白星となりました。
2試合連続先発フル出場となったカズ。前半31分、シュートはポストを直撃。
後半には積極的にオーバーヘッドを見せるなど、
移籍後最多の1万8000人のサポーターを沸かせていました。
ゴールこそならなかったものの、勝利に貢献。
「今日、みんなで勝ったことが一番。今日が一番フィットしていた。」とカズも手応えを感じた様子。
これでAリーグのゲスト・プレーヤー枠4試合を全て消化(2勝1分1敗、2ゴール)

いよいよ舞台は日本へ!地球一を目指し、オセアニア代表として日本に凱旋します。

Boa Sorte ! KAZU !!



登録メンバー
ポジション背番号選手名代表歴(or出身)
GK1ボルトンオーストラリア代表
20パスフィールドU20オーストラリア代表
23ブロウズオーストラリア
DF2ファイフ元U17オーストラリア代表
3チェッコリ元オーストラリア代表
4ルダン元U20オーストラリア代表
8ビングリー元オーストラリア代表
16ミリガンU20オーストラリア代表
17ティンパーノU20オーストラリア代表
18ウーステンドープU17オーストラリア代表
MF6タレイ元U20オーストラリア代表
7ミドルビーオーストラリア代表
10コリカ元オーストラリア代表
12カーニーオーストラリア
13ウェルズオーストラリア
14パッカー元U17オーストラリア代表
15マクフリン元 北アイルランド五輪代表
FW9ドリリッチオーストラリア代表
11三浦知良元日本代表
19ヨークトリニダード・トバゴ代表
21ボナボリアオーストラリア
22ペトロフスキーオーストラリア代表
監督 リトバルスキー元西ドイツ代表