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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2022年2月番組審議会概要

第555回日本テレビ放送番組審議会は、『スクール革命!』の特番の合評を行いました。2009年から関東ローカルで日曜のお昼に放送されているこの番組が13年目にして初めてゴールデンタイムに進出。レギュラー番組でMC争奪バトルを制した山田涼介さんがMCに初挑戦し、映像をメインにした「ムービークイズ!時間よ止まれ」を審議しました。
今回もリモート会議形式で行いました。(全員出席)

  • 日曜日の昼間の放送は何度か見たことがある。関東ローカルの番組が、全国のゴールデンタイムで放送される時には、新しいことをやり過ぎると従来のファンから「番組の味が変わってしまう」という意見が出て、挑戦しなすぎると「特別感がない」となる。そんな中でバランスを取るのに苦労したのかなという感じがした。
  • 映像がテンポ良すぎて、盛りだくさん過ぎる印象を受けた。ちょっと違うテイストが入ってくると、見ていてリフレッシュになるので、そのあたりはもう少し日頃のゆったりとしたテンポを組み合わせたら、より良さが出たのではないかと思った。
  • 今、クイズ番組が流行していて、勉強が出来る人が有利なクイズが多いが、この番組はクイズを当てても優越感は生まれず、外れても劣等感が湧かないという意味ですごく貴重だと思った。映像のクイズも面白かったし、減点方式の得点も目新しく、引き込まれた。
  • 山田涼介さんは司会が初ということだが、これから司会の仕事が増えそうだと思った。役に立つとか、ためになるという番組ではないが、主な視聴者が若い人であることを考えると、何も考えないで楽しい時間を過ごせるのは貴重なのではないかと思った。
  • 人物を当てる質問の解答が出ても分からなかった。出演者が全員「あ〜、そうか!」と言っているのに、こちらは「それ誰ですか?」のようになっていて、皆が知っているという前提があるような気がした。正直、もうちょっと親切にして欲しいという気がする。
  • 『スクール革命!』という名のとおり、社会科的な感じのするクイズが良かった。解答者の中に10代や60〜70代を入れると、家族みんなで話が出来て、盛り上がれるのではないかと思った。
  • 喋れる人がいっぱいいるのにクイズを乱打していくのは、凄く今っぽくて好感を持ったが、それだとネタ勝負になる。映像のクイズだけで行くのは途中で少ししんどくなってきた。
  • 一番面白かったのは、ジャニーズのメンバーが挑戦した“東京ゲゲゲイ”のダンスで、3時間であれだけのものが仕上がっていくのは素晴らしいと感心した。あれだけを15分くらいの番組にしても面白いのではないかと思った。
  • 日曜日のレギュラー番組について何も知識がないと、どういうコネクションがあるのかよく分からないので、今まで面白かったところとか、“この番組はこういう感じ”というものを最初に少し紹介したら、番組宣伝にもなったのではないかと思った。
  • 圧倒的に多いのは“この芸能人は誰か?”という内容。あまりにも芸能人に偏向していると思った。
  • すべてのクイズが同じ質感になっていて、若い人を中心にした世界ではどういう質感になっているのかを考えさせられた。今までならば、質の違うものをまず分けて、その中で作っていく感じだったが、そういうものが一気に一つのものの中に入っている感じで、新しいのはそこだと思った。
  • 繰り返して見て楽しいかというところにポイントを絞って見たが、ダンスまでクイズに出来るのに感心した。もう一度見たいものと、そうでないものがあったので、是非セレクトしてもらいたいと思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

「知識を問うクイズが多い中で、知識が無くても楽しめることを意識し、今回は映像にこだわって制作しました。しかし、“答えを聞いても分からない”というご指摘を多くいただいたため、その部分は反省して次回に活かし、より幅広い世代の方に見て頂く番組作りをしていきたい。」