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番組向上への取り組み

放送番組審議会

2022年4月番組審議会概要

第557回日本テレビ放送番組審議会は、2021年下半期の番組種別時間の報告を行った後、4月9日に放送された「有働由美子とフカボリ記者」を審議しました。この番組は、日本テレビの報道記者がネタを深く掘り下げて、新生活がスタートするこの時期に本当に知っておくべきニュースを紹介するという、新感覚の報道バラエティーです。
今回もリモート会議形式で行いました。(1名リポート)

  • 普段は表に出ない記者にスポットライトを当てて、「こういう人がこういう取材をしている」という面白さがあった。全部で8人が登場して、それぞれの専門分野を紹介したが、もう少し人数を絞って、もっと深い世界を見せて欲しいと思った。
  • 防衛問題担当の女性記者の“若い女性が軍事にこんなに詳しい”という珍しがり方は、一昔前のやり方という感じで、もし男女が逆だったら、同じことをするかなと思った。
  • 既視感が全く無くてワクワクしたが、有働さんの役割が疑問だった。番組タイトルに名前がついているのに、コメントも少なく、記者のキャラクターの面白さが一番目についた。試行錯誤の段階だと思うが、もう少しやり方があったのではないかと思う。
  • 観衆の笑い声が入っていたが、あれがとても嫌だった。どこにいるか分からない観衆が毎回同じように笑うというのは、止めて欲しいと思った。
  • 8つのコーナーの最後に必ず記者のアドバイスがあるのが良かった。最後の一言でコーナーが閉まるのも良いと思った。
  • ゲストの出番がなかなか無くて、しっかり紹介もしていなかったので、そのあたりが気になった。
  • 有働さんとバカリズムさんの2人が丁々発止でやりあったり、色々と切り込んだりするのかと思ったが、その部分で物足りなかった。
  • 日本テレビにどのくらい“フカボリ記者”がいるのかは分からないが、この切り口は楽しかったので、色々考えて続けていって欲しいと思った。
  • マルチ商法を扱った映像は、殆どボケボケだった。取材をする上でぼかしを入れるのは大事だが、簡単に入れてしまっていないか気になった。テレビは映像が主体なので、なるべくぼかしを入れないことを考えて番組を作らねばならないという気がした。
  • 女性記者の扱いがダメだと思った。女性がやっていることを当たり前に扱っていくと、受け取る側もそういうものだとなる。彼女の解説が非常に上手だったので、今後に期待している。
  • 報道とバラエティーが融合するのか?と思ったが、報道をバラエティーとして見せてしまうテレビ局の貪欲さは、これはこれである意味凄いのかなと思った。
  • 羽生選手を10年追い続けたコーナーは、記者ではなく羽生選手が主役。記者の顔も名前も出てこないのは理由があるのだろうが、それを示さないと記者が主役のフカボリという番組とそぐわない。出さないなら、出さない理由を示した方が親切だと思った。
  • 懐かしく、古くて新しくて落ち着いた番組だと思った。現場に足を運んで、その空気を吸って伝えることが出来る人の強さ、信頼度の高さ、説得力を感じた。
  • 有働さんとバカリズムさんは余り活躍していないと思ったが、記者の解説を聞くほうが楽し過ぎて気にならなかった。そのくらい、記者が面白かった。
  • ジャーナリストとして調査報道はちゃんとやるべきで、その一つの新しい形がこういうバラエティーの感覚でやるのは大事だと思った。

この御意見を受けて、日本テレビ側は次のように答えました。

「日本テレビでは173人の記者が日々取材しているが、全てが放送されるわけではないため、その記者たちの活動を紹介することで、取材内容をフカボリ出来ればと企画した。
しかし、女性記者の扱いや有働さんのコメント量、モザイクや声の演出については検討の余地があったと思う。」

審議会の最後には、3月に放送されて視聴者からの意見が多かったパイロット版の「午前0時の森」について、放送の経緯や再発防止策について報告しました。