ゴヤ  『家族と暮らした家』  2001/11/7放送

   
スペイン・アラゴン地方の小さな村・フェンデトドス。
ここに、スペインの巨匠と呼ばれる画家、ゴヤが家族と暮らした家があります。


    彼は、幼い頃から羊飼いの仕事を手伝ったりして、両親を助けていました。


   
   
野原を走り回ったり、友人と木登りをした少年の日々。
彼は、フェンデトドスの町と自然を、とても愛していました。


   
   
しかし、ゴヤ、7歳の時…。
父親が職を失ってしまい、一家は、北へ50キロほど行ったサラゴサの町へ、仕事を求めて引っ越すことになります。
それでも、旅立つ日の少年の心は、光り輝く将来を信じていました。


   
サラゴサで、絵の才能を認められたゴヤは、
14歳になると、有名な画家に弟子入りすることになったのです。


    やがて肖像画家として、一流の仲間入りをしました。


   
彼が45歳の時に描いた絵の中で遊ぶ少年は、
ゴヤそのものなのかもしれません。


    暖かい陽の光に包まれ、友達と過ごしたあの頃。
いつの日も忘れない、愛する家族と暮らしたあの家。


ゴヤ  『家族と暮らした家』  2001/11/7放送



 


次回はマリア テレジアをお送りします。


『心に残る家』TOPへ