平賀源内  『「少年の瞳」を育んだ家』

(2005/3/23放送)


瀬戸内海に面した温暖な町、香川県・志度。
白い壁の商家づくりの建物は、
江戸時代の博物学者、平賀源内の生家です。


   
   
静電気を使った発電機・エレキテルや、
燃えない布・火浣布など、
100を越える発明品を残した源内は、
1728年、足軽の子として、この地に生まれました。


   
物事を観察するのが大好きで、
新しい植物を見つけては、標本にしていた少年時代。


   
   
12歳になったある日、
源内は近所の人を、天神さまのお社に集めました。
彼が掛け軸にお神酒を供え、うやうやしく拝むと驚くことが…。


   
絵の中の天神さまが、
まるで酒に酔ったように、顔を赤く染めていくのです。
彼が掛け軸の裏に仕掛けた、からくりによるものでした。


   
   
人々から「天狗小僧」と渾名された小さな発明家は、
やがて江戸に行ったのちも、
多くの分野で才能を発揮し、人々を驚かせ続けます。


   
日本のダ・ヴィンチとも呼ばれる、平賀源内の原点。
それは、この家で育んだ「輝く瞳」なのかもしれません。


平賀源内  『「少年の瞳」を育んだ家』

(2005/3/23放送)

今回の放送のBGM♪
「Ordinary Day」唄 Matt Bianco
次回(3月30日)の『心に残る家』は
夏目漱石『正岡子規と暮らした愚陀仏庵』
をお送りします。
お楽しみに。