梅蘭芳  『京劇に全てを捧げた家』

(2005/2/16放送)


古い町並みを残す北京市・西城区。
堅牢な石壁に囲まれた建物は、
中国の伝統演劇「京劇」を代表する名女形、梅蘭芳の家です。


   
彼がここに暮らし始めたのは、57歳のとき。
世界中で華々しい活躍をした彼を慕い、
海外から、芸術家や文化人がこの家にやってきました。


   
   
人々との交流を大切にし、
京劇の素晴らしさを伝える一方で、
梅蘭芳は決して驕ることなく、自らを鍛え続けます。
名優だった祖父や父の教えを守り続け、
日々を厳しい練習に費やすその姿は、
彼の弟子たちにとっても、良き手本でありました。


   
   
書物に親しみ、ときには墨絵を描いて、
常に美意識を高く保とうとしていた梅蘭芳。
彼はその磨かれた感性で、
これまでの京劇に斬新なアイデアを取り入れた新作を、
次々と生み出していったのです。


   
京劇を高めることに、生涯をかけた梅蘭芳。
舞台に立つ、その華麗な姿を輝かせたのは、
芸に注ぐ深い愛情だったのかもしれません。


梅蘭芳  『京劇に全てを捧げた家』

(2005/2/16放送)

今回の放送のBGM♪
「遥かなる武夷山」唄 Sun Li Yin
次回(2月23日)の『心に残る家』は
野口英世『誓いを刻んだ生家』
をお送りします。
お楽しみに。