子育て、わたし流 ★魔法の呪文

ゆりぐみ(編成局)

楽しい時間ほど「残り」を意識してしまう、損な性格です。
「夏休みが、あと2日しかない」
ではなく
「まだ2日もある」
と考えた方が幸せだと知ってはいるのですが、
なかなかうまくいきません。


ただ、子育ての中では
この性格が幸いすることもあるようで。


私の魔法の呪文は、「今だけ、今だけ」です。


夜泣きでしょっちゅう起こされ、フラフラしながらあやし続けた頃も、
一生懸命作った離乳食を、手で払いのけガシャーンと落とされたときも、
「トイレは?」と何度聞いても動かずに、突然ジャーッとやられた出先でも、
「今だけ、今だけ」。
実際、「もう、イヤだ!」と叫びたくなるような時期は、
あっという間に過ぎていきました。


もちろん、大切な時間も、同じように(いえ、より早く)去っていきます。

かわいかったオムツのお尻も、
輪ゴムを巻いたような手首も、
プニップニのほっぺたも、
5歳の息子にはすでにありません。


「ママ」「ママ」と言ってくれる時間、
手をつないでくれる時間も、
いつまでもあるわけじゃないんだよなあ、と思えば、
ますます愛しく、
大事に大事に、その幸せを味わわねばと感じます。
2014051317010000.jpg

母の日の手紙には
「ままと いつも いっしょ」(「つ」が反対向いて「く」のようになっていますが)。


今だけ、今だけ。