世界一受けたい授業

輸送の技術が発達したことで、季節を問わず世界中から様々な野菜が日本に入ってきますが、やはり一番おいしいのは、野菜には季節によって旬というものがあってそれを食べることであり、それが栄養的にも気分的にもおいしいのではないでしょうか。

冬野菜の特徴は、甘いということ。寒い季節、植物は凍ってしまうと死んでしまいます。植物は、自らが凍ってしまわないように葉っぱの水分を少なくして糖分を多くします。水と砂糖水では砂糖水の方が凍りにくいことでも分かるように、野菜も糖分を増やし凍らないように身を守っているという訳なんです。ですから寒さに当たった野菜に甘みがあるというのは、植物の自己防衛本能を人間が利用しているだけなのですが、それらの野菜は栄養価も高いので、私たちは冬に旬として食べているのです。

春キャベツは丸くて柔らかく、千切りやサラダにぴったりです。そして冬キャベツは扁平なものが多く、やや固いんですが、ロールキャベツなどの煮物に適しています。

冬野菜のひとつブロッコリーは、発ガン抑制物質であるスルフォラファンという物質を含むことで注目を集めています。