初乳を用いた豆腐をいれ、他には地の野菜をふんだんにいれている。

食材:初乳
具材:はなっこりー・人参・じゃがいも・さつまいも
玉ねぎ・しいたけ
1,野菜をバターで炒める。【所要時間10分】
2,野菜がしんなりしてきたら、初乳をいれる。
3,
一煮たちすれば、牛乳豆腐・調味料(塩・コショウ・味噌)を加える。【所要時間5分】

初乳

子牛を産んで一週間以内にとれるものを「初乳」という。市場に出回ることがなく、まさに酪農家だけが知る味!

栄養成分
牛は、胎児の段階で子牛に十分な免疫抗体を移行させることができず、初乳を通じて子牛に免疫抗体を移行させる。そのような役割を持つ初乳は、通常の牛乳とは成分が異なるため、 産後5日間の乳は出荷することができない。

特徴
見た目には、通常の牛乳と違い黄味がかっている。味わいも通常のものより「濃い」と感じる。
出産直後の初乳はドロッとしており、子牛にすぐに飲ませる。
初乳には脂肪球が多く含まれている。その為見た目にも黄色く見える。

はなっこりー

山口県オリジナルの野菜で、中国野菜のサイシンとブロッコリーをかけ合わせたもの。花も花茎も食べられ、柔らかく甘みがある。栄養面ではホウレンソウ並のビタミンCを含む。
牛乳豆腐
牛乳が固まる理由
初乳に酸性のものを加えることによって乳の成分が反応し固まる。
牛乳のタンパク質が熱と酸に反応し、凝集する。それを利用し、「夏みかん」等をお酢の変わりに用いている。「夏みかん」正式名称:ナツダイダイ 夏ミカンは、江戸時代中期に山口県長門市仙崎町大日比の海岸に漂着した果実の種をまいて育てたのが始まりとされている。夏ミカンは、結果当初には、酸味が強くて生食には不向きと考えられ、冬の食酢の代用とされていた。
1,初乳を沸騰寸前まで温める(およそ90度)。
2,酸性の強い夏みかん等の果汁をしぼる。
3,ゆっくりかき混ぜ、牛乳が固まりだしたら出来上がり。
この際に温かい状態の豆腐を食べれるのは酪農家ならでは!