PRODUCE INNOVATION 日テレの新しい取り組み

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e-Sports

海外のみならず日本国内でも急速に注目が集まるeスポーツ。日本テレビは2018年6月、eスポーツ事業への新規参入を発表。参入するきっかけ、目的は何なのでしょう?

WHATS

対戦型ゲームで競技を行うeスポーツ。いま世界的に人気が拡大しています。2022年アジア競技大会では正式種目に決定、2024年パリ五輪でも種目化が検討されています。日本でも続々とプロチーム、プロリーグが誕生、日本テレビも100%子会社となるアックスエンターテインメント株式会社を設立し、eスポーツ専門番組「eGG(エッグ)」や イベント開発をおこなっています。さらにプロ e スポーツチーム「AXIZ(アクシズ)」を立ち上げ、プロ選手の育成、プロ大会への出場、番組出演やイベントへの参加、日々の練習風景などを紹介するweb実況配信などを行うことを発表しました。

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WHY

日本テレビグループには社長室が主導する新規事業社内公募制度「NTVIP(日テレイノベーションプログラム)」があります。eスポーツ事業化のきっかけは2017年、そのNTVIPに18名からeスポーツ事業の提案があったことです。ビジネス立ち上げに向け、提案者全員に声がかかり研究チームが発足。eスポーツが10代後半から20代を中心とした若年層から注目を集める未来型のコンテンツであるという点、さらにテレビとインターネットを融合しプロモーションをしていくという提案が認められ、事業化が決定。なかでも特に熱意を認められた5名が立ち上げメンバーに選ばれました。

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INNOVATION

アックスエンターテインメントによるプロ e スポーツチーム「AXIZ」は最初にカードゲーム部門を立ち上げました。RAGEシャドウバースプロリーグへ参加するメンバー募集には100名以上の応募があり、4選手とのプロ契約が決定。10月にはプロリーグ初戦にのぞみ、前年度優勝チームに見事勝利し、初陣を飾りました。また、2018年7月からは日テレの深夜放送枠で、eスポーツ専門番組「eGG」の放送がスタートしており、タレントのDAIGOさんと生駒里奈さんをMCに迎え、毎月第3木曜の深夜のテレビ放送とネット配信も行われています。

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FUTURE

日テレグループだからこそ実現できるコンテンツプロデュース力とリソースを活用して、eスポーツを野球やサッカーのように観客が熱狂して楽しめる、戦う選手の姿に感動するスポーツシーンを提供するコンテンツを生み出そうとしています。まだ日本ではゲームをスポーツとは認めにくい風潮があるなかで、世の中のゲーマーに対する認識をポジティブなものに変えていくことも使命のひとつです。そのためには、AXIZを日本一のeスポーツチームに育てること。eスポーツ専門番組「eGG」を日テレのスポーツ番組「Going! Sports&News」に並ぶようなスポーツ番組として地位を確立すること。集客力・収益力のあるスポーツイベントを開発すること。どれも目標は高いですが、eスポーツが新たな日本の文化に根付くよう、日テレが業界のけん引役を果たしていきます。

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