ママモコモ子育てブログ
2014.10.30
さんちゃん。(事業局)
秋、といってもこの数日で急に冬の気配を感じるようになりましたね〜。
東京では、目の覚めるような鮮やかな紅葉が見られない分、
(東北育ちの私には)秋の深まりを実感できないまま、何となく冬に突入する年も多いんです。
ああ、八幡平の紅葉が懐かしい・・・
ただ、今年は視覚的にも肉体的にも、「秋」を実感することができました!
というのも先日、息子の総合学習の手伝いで久々に「稲刈り」に参加したのです。
春、皆で田植えした田んぼは、台風にも負けず、稲穂が重たげに揺れていました。

刈り取りはもちろん全部手作業です。
鎌で一株ずつ刈った稲を、6〜8束でまとめてぎゅっと縛り、「はさがけ」して天日に干していきます。
鎌を使うのはもっぱらこども達。
それを束ねる作業も、はさがけする場所まで手押し車で運ぶのも、こども達が順番に頑張ります。
はさがけは、ちょっと背の高い子と一緒に大人の作業。

自信満々に鎌をふるうこども達を、後ろからただ見守るというのは、
結構スリリングでした・・・
しかし、事前にしっかり授業で準備してきたおかげか、
小学校5年生、予想以上に鎌使いが上手!

もちろん一人も怪我する事なく作業は終了しました。
作業が終了して、皆が口々に言っていたのが面白かった。
「やっぱり束ねるなら藁(わら)に限るね!」
通常、機械で刈ると、稲は自動的にひもでくくられて出てきます。
手作業の収穫で一番面倒くさいのが、実は「束ねる」作業だったのです。
しかも、用意していた麻のひもだと、縛る力が弱いと途中でバラバラになってしまうことも。
あらかじめ湿らせた藁を数本まとめて、ぎゅっとくくると、稲がすべりにくくてほどけにくいし、段違いに束ねやすいのです。
「藁ってさ〜、いいよね〜〜。エコだしね〜〜」
と語り合う小学5年生と親。

これちょっと、通っぽくてかっこいいんじゃない?
最後は、ここまで田んぼの面倒を見てくださった農家の方への感謝を込めて、
あぜ道で、収穫を祝う民舞を披露したこども達。
充実の一日でした★