鰹節が隠し味。「太巻き寿司」
日本料理には欠かせない「鰹節」。
我が家の『寿司酢』の隠し味としても役立っています。
昆布を入れて炊いたごはんと、鰹節の入った寿司酢の組み合わせは、「昆布とかつおの合わせだし」のように、【うま味の相乗効果】で味に奥行きが出ます。
今日ご紹介する『まぐろキムチ巻き』にもとてもよく合いますよ。
鰹節を削った「削り節」の風味は、開封するとどんどん酸化し、風味が落ちていくので、開けたら、冷蔵庫または冷凍庫で保存し、絶対に出しっぱなしにせず、早めに使い切ってくださいね。
今回のレシピも、是非風味豊かなものをご使用ください。
節分の恵方巻きにいかがでしょうか?
鰹節入り寿司めし
◆材料:4人分
米 3合
昆布 5センチ角1枚
砂糖 大さじ2
塩 小さじ1.5
酢 大さじ5
鰹節(削り節)3g
◆作り方
1.米を研いで、ざるに上げ30分置く。炊飯器に入れ、通常の水加減より少し少なめに水を入れ、昆布をのせて炊く。
(寿司めし用の目盛がある場合は、その目盛通りに入れてください)
2.砂糖、塩、酢を合わせ、よく混ぜて溶かす。鰹節を指で擦り合わせて粉々にして加え、さらに混ぜる。
3.ごはんが炊きあがったら、すぐに寿司桶または、ボウルに移し、2を一気に回しかける。しゃもじで切るように全体を混ぜ、均一になったら、うちわであおぎ、表面が冷めたら、しゃもじでざっくりとまぜ、再度あおいで冷まし、つやを出す。
この『寿司めし』を使って・・・
まぐろキムチ巻き
◆材料:4人分(太巻き4本分)
鰹節入り寿司めし 全量
白ごま 大さじ1~2
焼き海苔 4枚
まぐろ 100g
しょうゆ 小さじ1
ごま油 小さじ1/2
大葉 6枚
きゅうり 1本
かいわれ大根 1/2パック
卵 1個
生食用たらこ 適宜
キムチ 適宜
◆作り方
1.まぐろは1センチ程度の棒状に切る。しょうゆとごま油を加えなじませておく。
2.大葉は柄を切る。きゅうりは、縦4つ切りにし、海苔の大きさに合わせて切る。かいわれ大根は根を落とす。
3.卵は、塩と砂糖少々(分量外)を加えて溶き、油をひいたフライパンで薄焼き卵を作り、1センチ幅に切る。
4.生食用たらこは、スプーンで中身をこそげ取り、薄皮を除く。キムチは水気を切り、大きいものは、細く切る。
5.巻きすの手前1センチほどをあけてにのりをのせる。(光沢がある方が下です)のりの奥3センチ程度を残して、白ごまを混ぜた寿司めしを均一になるように広げる。
6.中央より手前部分に、大葉2枚、薄焼き卵の順に重ねる。その上にまぐろ、きゅうり、かいわれを並べ、生食用たらことキムチそれぞれ上に並べる。
7.巻きすの手前を折り返して親指を添え、残りの指は具を押さえて巻き始める。手の甲が向こう側に返ったら軽く押さえて指を抜いて巻き、形をととのえる。
もう一本は、『ツナと塩コンブのかっぱ巻き』。
ツナに少量のマヨネーズと塩コンブを混ぜ、大葉、きゅうり、薄焼き卵を一緒に巻きました。子供が好きな太巻き寿司です。
※太巻き寿司を切り分ける際は、切るたびに塗れフキンで包丁に付いた汚れをふき取ると、きれいに切れます。
『丸かぶり寿司』とも呼ばれる恵方巻き。子供には、食べやすいように細巻きにし、一緒に気分を味わっています。
どうぞ、皆様は福を巻き込み、丸ごとかじって願い事を叶えてくださいね。今年の恵方は、【南南東】です。
■ コメントをくださった方へ ■
(ちゅらさんさん)お料理が楽しくなるというお言葉、ありがたく、とても励みになります。私も雁月以外の蒸しパンは、ベーキングパウダーです。くるみとごまを散らす際、私もかなり偏ってしまいましたが、膨らむと分からなくなりますよね(^。^)
(けんままさん)雁月に、くるみを入れなくても大丈夫ですよ。岩手で売られていた雁月にも、ごまだけのものもありました。美味しくできますように!
(めぐゆ~さん)バルサミコれんこんを、きんぴらを超える逸品と言っていただき、心が躍りましたヽ(^o^)丿鰯の竜田揚げは、揚げ焼きでも十分美味しく作れます。油が汚れやすいので、何度かに分けて揚げる際は、揚げかすをすくい油を足してくださいね。
(グリーンアップルさん。さん)ねぎの醤油漬け、お子様にも喜んでいただき、私も嬉しくなりました(*^^*)冷や奴にも合うので、よかったらお試しくださいね。
(つくしさん)鰯の骨はおつまみにも、喜ばれます!1尾に1本しか作れないので、我が家では奪い合いです(^^)