とろ~り半熟たまごと野菜のだし浸し
とろりと卵黄が溶け出す半熟たまご。
甘味と香りが抜群の旬野菜。
この二つが出会えば、美味しさはパワーアップ!
野菜と卵をゆでて、調味だしにつけるだけ。
シンプルな料理ですが、
口の中に昆布と鰹節の合わせだしがふんわりと漂う、
子供たちも大好きな一品です。
ポイントは、黄身をとろとろの状態に仕上げること。
半熟卵の作り方は、ご家庭によって様々でしょうが、我が家は
ぐらぐらと沸騰した湯に冷蔵庫から出したての卵を入れて作ります。
鍋に卵を雑に放り込むと、卵の殻にひびが入ってしまい、
卵白が出てしまうことがあるので、
おたまにのせてそ~っと優しく入れて。
今回の料理のように、ゆでた野菜とともにいただく場合は、
先に野菜を加熱し、残ったゆで汁に卵を入れます。
ゆで汁は、卵がかぶるくらい。もしも足りないようであれば、
水を足して沸騰させてから、卵を入れてくださいね。
調味だしをつくる→野菜をゆで、調味だしにつける
→残ったゆで汁で卵を加熱。
この順番で作れば、
野菜のゆで汁を使って卵をすぐに調理できるうえ、
ゆでている間に、
野菜に味をしみ込ませることができてスムーズに作れます。
とろ~り半熟たまごと野菜のだし浸し
◆材料:2人分
昆布・・・3センチ角
水・・・1カップ
みりん・・・大さじ1と1/2
しょうゆ・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/4
鰹節・・・ひとつかみ(2~3g)
アスパラ・・・6本
絹さや・・・1パック
そら豆・・・さやから出して10粒
卵・・・2個
◆作り方
1.小鍋に昆布、水を入れ、とろ火にかける。小さな泡が出てきたら昆布を取り出し、中火にする。沸騰したら、みりん、しょうゆ、塩を入れて混ぜる。
2.塩が溶けたら鰹節を入れ、一呼吸おいて火を止める。鰹節が沈んだら、茶漉しで漉し、バットや底の広い皿に入れる。
3.アスパラは根元のかたい部分の皮をむき、2~3等分に切る。絹さやは筋を取る。そら豆は片面の薄皮に切り込みを入れ、少しだけむく。(少しむいておくことで調味だしがしみ込みやすくなります。薄皮が苦手な場合は、切り込みを入れずにゆでてからむいてください)
4.鍋にたっぷりの湯を沸かし、野菜を順にお好みのかたさにゆで、ザルに上げて水気をきり、2の調味だしに入れてなじませる。(ゆで汁は捨てない)
5.4で残ったゆで汁を再度沸かす。ぐらぐらと沸騰したら、冷蔵庫から出したての卵をおたまにのせてそっと入れ、5分~6分半ゆでる。
(写真はゆで時間5分。殻がむきにくく、崩れやすいですがとろりとした食感。6分はむきやすく、白身は固まっているけれど、黄身はとろ~りと流れ出ます。7分になると黄身が少し固まり始めるので、この料理では6分半までがオススメです)
6.すぐに冷水に取り、冷めたら殻をむく。
7.器に4の野菜を盛り、つけ汁の調味だしを適量かけ、卵をのせる。
スプーンで調味だしをからめながらどうぞ。
アスパラ、絹さや、そら豆は、日持ちしにくいので、
できるだけ早く食べ切ってしまうのがオススメです。
保存する場合・・・
アスパラは横にすると、起き上がろうとエネルギーを使うので、根元に水でぬらしたペーパーを敷いた瓶などに入れ、穂先を上に立てて冷蔵室に。
絹さやは、乾燥しやすいので、ビニール袋に入れて野菜室に。
そら豆は、空気に触れると風味が落ちるので、さや付きのまま購入し、ビニール袋に入れて野菜室に。調理直前にさやから出してください。
旬の野菜は、風味豊かで、その季節に必要な栄養が多く含まれているもの。
せっかくのおいしさや栄養を損なってしまってはもったいない!
ぜひ新鮮なうちに調理して、お楽しみくださいね。
■ コメントをくださった方へ ■
(キラキラ星さん)鶏肉のトマト煮、作ってくださりありがとうございます!厚手の鍋で作ると柔らかく仕上がりますよね♪お弁当にも合いますよ。今回はバジルの葉を添えてアクセントを付けてみました。もしよろしかったらお試しください(*^^*)
(mickyさん)こちらこそ、ありがとうございます!以前、フォトグラファーの方が、「写真は、何を伝えたいかを考えて表現することが大切」とお話しされていて、印象に残っています。いつか、想いを伝えられる写真とともに料理をご紹介できたら・・・と思います~。
(いっちゃんママさん)いつも見てくださりありがとうございます!好き嫌いのご苦労、よく分かります!我が家の長男は離乳食後野菜を食べない時期があり、残されてがっかりしたものです。でも、今では何でも食べるように(^^)。気楽に、少しずつ味に慣れさせてあげれば、きっと美味しく食べられる日が来る!と私は信じています。カラフル弁当、お嬢さんに気に入っていただけますように!