出場チーム

12月12日、ガンバ大阪会見 西野監督「誇りを持ってチャレンジしたい」

12月12日、大阪での調整後に名古屋入りしたガンバ大阪が、会見を行いました。出席者は、西野朗監督、GK松代直樹、DF山口智、MF遠藤保仁の4名。初出場となる世界一クラブ決定戦は、一つ勝てばヨーロッパ王者のマンチェスター・ユナイテッドとの準決勝!その挑戦権をかけたアデレード戦に向け、意気込みを語りました。

西野朗 監督
「今年の大きな目標であったアジアを勝ち抜くということを達成した上で、大きなステージに臨めるので、誇りを持ってJリーグ、アジアの代表として大きなチャレンジをしたい。ガンバ大阪が飛躍する大きな経験として捉えたい。昨日から万博で練習を再開したが、緊張感のあるスタートとなった。今は、クラブのワールドカップで勝つという目標をしっかり持って、14日の試合に臨みたい。」

GK 松代直樹
「クラブとしても選手としても非常に大きな経験。しかしただ経験するだけではなく、しっかり結果を考えながら戦いたい。」

DF 山口智
「こんにちは!今まで見た大会で、印象に残っているプレーが一番多いのがこの大会。自分がこの場に立てるとは思っていなかった。自分たちも楽しんで、ガンバのサッカーをみなさんに見て頂きたいと思う。みんなで一つになって戦いたい。」

MF 遠藤保仁
「みんなと一緒(の気持ち)です。(アデレードとは)短い期間で3度目の対戦なので、多少やりにくい部分もあるし、やりやすい部分もある。非常に楽しみにしている。」

Q.アデレードとは3度目の対戦となるが?

西野朗 監督
「大会に入る前、大阪ではガンバがマンチェスター・ユナイテッドとダイレクトに戦う雰囲気があった。それは僕も警戒していること。初戦に対応することを見据えなければならないからだ。昨日までは、ガンバだけの準備。Jリーグが終わって多少のインターバルがあったので、コンディションを整えていた。アデレードに対戦相手が決まったが、アジアで当たった時のアデレードへの対応は、ガンバのいいところが出て、内容も結果も良かった。しかし、一発勝負の中のアデレードはまた違うところが出てくる。決勝2試合のような内容にするためには、アプローチをしかけなければ。アジアでやれた自信と、変化をつけたガンバを考えたい。決してくみし易いとは思っていない。選手には、気を引き締めて対応してもらいたい。チームコンディションは上向きで、ケガもなく全員がいい準備をしている。それが大きな力、自信になっていると思う。」

Q.勝てば、マンチェスターU戦ということは意識しているか?

西野朗 監督
「トーナメントははっきりしている。マンチェスターUは無条件でガンバかアデレードと対戦するのだから、意識してるかってそりゃあ、ね!トーナメントで勝ち上がることが大きな目標だから、勝った上でマンチェスターUと戦えるとう意識は持たなければならない。今、意識しているといえば、それはアデレードしかない。アジアの決勝で当たったアデレードではないだろう。勝つ事は全員の目標。意識しないわけがない。」

Q.ガンバは最近の試合で失点が多いが、原因は?

MF 山口智
「リーグ戦は終わり方が悪かったので、責任を感じている。チームとしての流れを作れなかったのが第一。一人一人がもう少し頑張らないといけないという単純なこと。点を先に取って、いい流れを作ればいいと思うし、後ろ(DF)はそれまで踏ん張る事が大事。みんなで考えを共有することが大事なので、まずは意識をしっかり持って入りたい。」

Q.昨日の開幕戦のアデレードを見て、どう違うと感じたか?また、国内では受けに回ると弱いと思うが、2勝している相手(アデレード)に対し、受けに回らない秘訣はあるか?

西野朗 監督
「昨日はアデレードが65%のボール支配率で、展開の上では一方的な流れだったので、対ガンバとは比較出来ない。アジアの決勝ではガンバのポゼッションが高かったので。一つ一つのプレーがダイナミックで、ロングボール主体、シンプルに攻められて、DFラインが圧力をかけられる。しかも自陣に落とされた、DFラインを落とされた中で攻撃されるとかなりアデレードの長所が出てくると思う。メンバー的にも主力が3人落ちてたが、強い変化は感じなかった。受けに回ると弱いガンバと見られるのであれば、受けないようにしたい(笑)決して楽観的に考えている選手はいない。局面での厳しさがないといけないと思う。国内では、いい形でやれていないという部分も感じる。アジアの決勝以上に、全員がハードワークするといったペースでやって行かなければいけないし、その上でガンバの特徴を生かした姿勢で入りたい。」

MF 山口智
「昨日の試合を見た限りでは、アジアの時と変わらない。主力がいなくて違った部分はあると思うが。ガンバが2勝している分、向こうは最初から来るはず。受けに回らず、ガンバのスタイルでやれれば、いいゲームが出来る。自信を持ってやることが一番。」

Q.アデレードで警戒している選手は?

西野朗 監督
「スタートのメンバー全員を警戒している。アジアの決勝2試合で戦った全てのメンバーのプレースタイル、チームのスタイルを警戒している。14日のアデレードは、あの時のチームではないと思うので。」