出場チーム

12月21日、パチューカ戦後インタビュー

MF 遠藤保仁
「優勝出来ず残念。3位という結果を残せて、満足はしていないが、ガンバらしいところは出せたと思う。パチューカはパス回しがうまいが、最後のところでやられなければ、それでいいと思っていたし、DFラインがしっかり最後のところで踏ん張ってくれていた。勝てて良かった。決めるべきところで決めたのでこういう結果になったと思う。初めて戦う大会で、最低限の結果は出せた。アジアで勝てば、こういう緊迫した世界が注目する大会に出られる、それを肌で感じる事が出来た。天皇杯もしっかり勝って、またこの場に戻って、刺激になる試合をしていきたい。世界との差はないようで、相当あると思う。ただ、攻撃的なサッカーをすれば、必ず点は入ると思うし、どんな強豪相手でも得点出来るという自信もこの大会でみんなが得たものだと思う。今後さらに磨きをかけて、同時に守備の意識も高めていきたい。」

FW 山崎雅人
「3位と4位では全然違う。優勝は無理だったかもしれないが、全力で戦っての3位は自信になる。前半、いい形で抜け出すのが何本かあったが、最後のところで精度が良くなかった。早く1本決められれば良かったと思う。後半は守備にまわり苦しくなったが、みんなで勝ち取った事は素直にうれしい。アジアで勝って、豊田に行ってアデレード戦でも苦しんだ。自分はケガ人が出たおかげで、チャンスをもらった立場。二人の分も頑張ろうと思っていた。世界との差?マンチェスターUと言えども、労を惜しまず頑張る姿。簡単な事だが、しっかり平均点以上の事が出来て、さらに選手のパフォーマンスがプラスアルファであるんだから、そりゃ強い!アジアへの挑戦権もまだ得ていないが、またこの大会に出たいと思う。まずは天皇杯、みんなで優勝目指して頑張りたい。自分が一番前にいて、チャンスを、みんながパスを出してくれた。決められたのは1本だけだったけど、あれはチームのゴールだと思う。」

FW 播戸竜二
「点が取れれば一番良かったが、最低限の仕事は出来た。相手はつないで来るチーム。前からプレスかければと思っていたが、ボールも奪えてカウンターにつなげる事が出来た。最後はバテたが、全体的にはいい形が出来た。この大会、惜しいシーンばかりで決めきれないので…ダメですね(苦笑)次、また天皇杯があるので、気持ちを切り替えて優勝して、また出場権を取りたい。世界3位の実感はない。ただ、ヨーロッパNo.1のチームとやれて、北中米ともやれて、チームも個人も経験値が上がったとは思う。次に生かしていきたい。」

MF 安田理大
「難しい試合だったが、結果を残す事が出来た。3位と4位では全然違うので、3位を勝ち取れた事には満足している。マンチェスターUに負けたことは、本当に残念。是が非でも勝ちたかった。それでも世界の各大陸王者という違うスタイルのチームと出来た事は、いい経験だったし、楽しかった。出場出来て良かったと思う。まだまだ足りない部分もあったけど、自分の持ち味が出せた、通用したという部分もあった。そこはこれからもっと伸ばせばいい。通用しなかった、足りなかった部分は、今回発見する事が出来た。チームに帰って練習し直して、もっとさらに世界との差を縮められるようにしたい。もう一度出たいと思うし、普段のJリーグとは違う楽しさがあった。世界3位のいい流れを、天皇杯につなげたい。出来た部分、出来なかった部分えお反省して、元日(天皇杯決勝)にサッカーが出来るようにしたい。世界との差は、経験の差だと思う。特にマンチェスターUは。埋めるのは難しいかもしれないが、それでもマンチェスターU相手に、ポゼッション出来たところもある。チャンスをものにする力の差、決定力の差を感じた。それは日本の課題。自分はサイドバックだが、真剣に取り組んでいきたい。」

DF 山口智
「結果だけ見れば最低限の事は出来たという感じだが、それなりに課題が残った。パチューカは、さすがに力のあるチームだと実感させられたし、やられてもおかしくない場面もあった。マンチェスターUとの試合がすごく自信になったと思う。ああいう試合が出来るというのは、大会に出ない事には経験出来ない。自分たちのサッカーをやって3位になれた満足感もあるが、出場したことで感じる差も多かった。それでも、とにかく楽しかった。勝てて良かった。世界との差は、特に決定力。ボールに対する一瞬の判断、スピード。マンチェスターUに関しては、どこかにスイッチがあるような感じ。そういう形で3連続失点だったので、自分たちの甘さを感じる。自分たちが出来た所もあって、今日は引いた守りではなく、攻撃的なサッカーが出来た上で、無失点に抑えて勝てた。これを今後に生かしたい。やろうとしてた事がやれて、3位という結果。勝負にこだわって、みんなで出した結果だと思う。これはクラブにとっても、僕にとっても大きな事だった。これを生かさなくては損だと思うので、整理していきたい。とにかく、いろいろな事が計れた大会だったので、またこの場に立ちたいという欲も出てきた。簡単ではないが、また来年という思いは強くなった。チャンスはあると思うので、全ては自分たち次第。これで完全燃焼のつもりもない。もう一度スイッチを入れて、自分たちで勝ち取りたい。」