雁月(がんづき)

2013/01/27

寒い日に食べたくなるおやつ。


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結婚してすぐ、主人の転勤で岩手県に住んだ時に覚えた味、『雁月(がんづき)』です。

大きく蒸した生地を「満月」に、上に散らしたごまとくるみを「雁」に見立てたといわれている、蒸しパンのような郷土料理です。

お酢が入っていますが、「すっぱく」なりませんので、ご心配なく(^^)


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雁月(がんづき)


◆材料

黒砂糖     90g
牛乳      120cc
卵       1個
薄力粉     150g
重曹      小さじ1
酢       大さじ2
黒ゴマ     大さじ1
くるみ     25g


◆作り方

1.鍋に黒砂糖と牛乳を入れて火にかけて黒砂糖を溶かす。ある程度溶けたら、火を止めて余熱で溶かし、沸騰させないでください。

2.ボウルに卵を割り入れ、泡立て器で溶きほぐし、粗熱が取れた1を加え、混ぜる。均一になったら、薄力粉と重曹を入れて混ぜ、粉気が少なくなったところで、酢を加えて混ぜる。(全て泡立て器で混ぜてください。均一になったら混ぜ終わりです。)
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3.蒸しカゴや金ザルにオーブンペーパーを敷き(蒸しカゴや金ザルを使用せず、蒸し器や蒸籠上段に直接オーブンペーパーを敷いてもOKです)、2を流し入れ、くるみとごまを散らす。湯気の出た蒸し器で、15~25分強火で蒸す。
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※蒸し時間は、蒸し器の大きさや金ザル、蒸しカゴの大きさによって異なりますので、様子を見ながら調節してください
※湯気でやけどをしない様、蒸しカゴや金ザルをのせる際は、一旦火を止めて作業してください。
※蒸し器の蓋には、ふきんを巻き、火が移らないよう、上部で結ぶと、水滴がたれず、綺麗に仕上がります。
※小さい蒸し器をお使いの方は、途中で蒸し器の水がなくならないよう、ご注意ください。

4.竹串で刺し、ベタベタした生地が付かなければ、取り出してオーブンペーパーをはがし、網の上で冷まして、食べやすい大きさに切る。


岩手県在住中に、長男が産まれ、かけがえのない友達が沢山できました。
そんな岩手県に想いを馳せながら、いただくおやつは、じんわりと心にしみ込む懐かしい味です。


■ コメントをくださった方へ ■

(グリーンアップルさん。さん)鶏ひき肉とねぎの卵とじどんぶりは、すぐに火が通り、4人分まとめて作ることができるので、忙しい時にはとても便利です(*^^*)。美味しく作れますように!

(けんままさん)鶏ひき肉で作ると、だしや卵と一体化するので、親子丼とはまた違った味わいを楽しめます。気に入っていただけますように!

(かずきママさん)初めての北海道の冬、想像以上の寒さに驚きました。けれど、体は慣れてくるものですね~(^-^)バルサミコ酢レシピ、またご紹介できるよう試作しますね。

(めぐゆ~さん)バルサミコ酢、いいタイミングでご紹介できてよかったです!私は、脂ののった鯖や鰯が大好きなので、お口に合うレシピになるか不安ですが、色々試してみますね。

(いつきママさん)更新を楽しみにしていただき、とても励みになります(*^^*)だし汁は鰹節でとったものまたは、鰹風味の顆粒だしでOKです。

(マヨさん)鶏ひき肉の卵とじどんぶりを作っていただきありがとうございます。舞茸とエリンギのしょうが炒めとともに定番にしていただき、とっても嬉しいです!

(みぽりんさん)牡蠣の佃煮、気に入っていただき、嬉しいです!お鍋まで購入してくださったんですね。旦那様のおっしゃる通り、帆立もよさそうですね。試してみます!

(ちゅらさんさん)たくさんのお料理を作っていただき、ありがとうございます。鶏ガラスープの素とコンソメの使い分け、私も基本的には、中華風→鶏ガラ、洋風→ブイヨンやコンソメを使っています。長いもを入れたミルクスープは、バターなどの油脂類で炒めずにコクを出したいと色々なもので試しました。鶏ガラスープの素は、生クリームとの相性もよかったので、さらなる可能性を探求中です。

(あやかママさん)先日ご紹介した「鶏ひき肉とねぎの卵とじどんぶり」のねぎを玉ねぎに代えて作ると、ボリュームが出ます。よかったらお試しくださいね。

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カチョカバロチーズ

2013/01/15

「カチョカバロチーズ」をご存じでしょうか。
ひょうたんのような形をしたくびれのあるチーズです。

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塩分控えめでクセがなく、加熱すると溶けて伸びるのが特徴です。

お勧めの食べ方は、フライパンで『焼く』こと。

"外側がカリッと、中側がもっちり"とした味わいは、他のチーズではなかなか味わえない食感です。

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作る際のポイントは、3つ。

「1センチ以上の厚さに切り、小麦粉をまぶす」

「フライパンに油をひき、十分に熱してからチーズをのせる」

「強火で、一気に両面に焼き色をつける」 

チーズを薄く切ったり、フライパンが熱くなる前に入れて、ゆっくり焼いてしまうと、どんどん溶け出し、"もっちり部分"がなくなってしまいます。(経験済みです(^^ゞ)
また、チーズ同士がくっつきやすいので、初めて作る方は、1~2切れずつ焼いた方が失敗しにくいです。

「小麦粉」と「油」は、省くこともできますが、あった方が溶けにくく、素早くきれいな焼き色が付きますよ。

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こちらは、以前の失敗作。チーズが薄い上、火力が低く、溶け出してしまったため、塩味の薄焼きパンにのせて頂きました。塩分控えめのカチョカバロチーズには、塩味のパンや温野菜が合うようです。

カチョカバロチーズが手に入った際は、是非お試しくださいね。

■ コメントをくださった方へ ■

(グリーンアップルさん。さん)田作り、ご両親にも気に入っていただき、嬉しいです!長流川は、木々が芽吹く春も、青々と茂る夏も、紅葉の秋も美しく、四季折々で沢山の人々を魅了しているそうです。

(ochikeronさん)時間の使い方・・・私も課題です。時間が足りません~((+_+))お忙しい毎日でしょうが、どうぞ、お体を大切にお過ごしくださいね。

(めぐゆ~さん)神社のグラニュー糖とは、縁起がいいですね!お好みのさらっとしたぜんざいが出来上がっていますように!

(つくしさん)「鶏肉とおもちの旨みだし鍋」を作っていただき、ありがとうございます。ご満足いただけ、幸せです!

(マーママさん)
鏡開きにも小豆あんを使ってくださったんですね(*^_^*)子供たちのリクエストで、甘辛醤油をからめた磯辺焼きでした。

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pizzaを焼こう!

2013/01/03

おせちもいよいよ底をついた我が家。

昨晩、子供たちのリクエストで、家族全員でピザ作りをしました。

捏ねる係は、もちろん、力のあるパパ!
ホームパーティで何度か腕を振るった経験もあり、手慣れたものです(^^)

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私はトッピングの準備。
こちらは、照り焼きチキン。

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焼きたては最高!
息子のピザは、薄く薄く延ばしてクリスピーな食感、娘のピザは、5ミリ程度の厚さに延ばしてふんわりもっちり。
生地に、麺棒をあてる回数によって食感が変わります。

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みんなで作ったピザは格別の味。休日ならではの食卓でした。

■ コメントをくださった方へ ■

(マーママさん)微力ながら、お料理が楽しくなるお手伝いができ、嬉しいです!

(浪漫飛行さん)主婦が三日間台所に立たなくてもよいように・・・というおせち。お雑煮を作ったり、お漬物を切ったりとやっぱり台所に立つことになりますよね~。そんなときは、みんなでcooking!いかがでしょうか(*^_^*)

(ochikeronさん)ご無沙汰しています。ご活躍拝見していました。何度かコメントを頂いていたのに、お返事ができずすみません!ブログど素人の私。最近ようやくお返事を載せていいのか!と気付きました(^^;)またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

(ちゅらさんさん)毎日が潤うだなんて・・嬉しいコメントをありがとうございます。私こそ、いつも沢山の情報をいただき、感謝しています!

(グリーンアップルさん。さん)くるみ入り田作り、パイナップルきんとんを作ってくださって、ありがとうございます。お正月の食卓に加えていただき、とても嬉しいです!

(けんままさん)ブログのコメントは、入れにくいですよね。お時間を割いて書き込んでくださり、ありがとうございました!

(みぽりんさん)お重はいかがでしたか?気になっていました。私も身近に感じています(^^)

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シュトーレン

2012/12/15

シュトーレンを焼きました。

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シュトーレンは、家庭やお店によって、材料や作り方や食感が様々ですが、こちらは、イーストを使用せず、アーモンドパウダーを加えた、しっとりとしたタイプです。

生地に水切りヨーグルトを加えると、熟成した風味を醸し出してくれます。


シュトーレン

◆材料:1本分
レーズン         80g
ドライフィグ(いちじく) 40g
ラム酒          小さじ2
バター          70g
砂糖           70g
塩            ひとつまみ
卵            1個
水切りヨーグルト     100g(水切り前250g程度)※1
薄力粉          200g
ベーキングパウダー    小さじ1/2
アーモンドパウダー    50g
シナモン         小さじ1/2
ナツメグ         少々
レモン皮         少々
くるみ          20g
バター(仕上げ用)    15g
粉糖(仕上げ用)     大さじ1

※1 ボウルの上にクッキングペーパー(薄いものは、2枚)をのせたザルにヨーグルトを入れ、一晩置いたもの。

◆作り方
1.レーズンとドライフィグはラム酒に漬けて半日以上置く。(ドライフィグが大きい場合は、1センチ角に切る)

2.バターを室温に戻し、クリーム状に練る。砂糖と塩を2~3回に分けて加えてその都度練る。

3.溶き卵を加え、泡だて器で混ぜる。(はじめは、分離した状態になりますが、混ぜているうちになめらかになります)

4.水切りヨーグルトを加えて混ぜる。薄力粉、ベーキングパウダー、アーモンドパウダーを合わせてふるい入れ、シナモン、ナツメグ、すりおろしたレモンの皮を加えてゴムべらでさっくりと混ぜる。全体が混ざりきらないうちに、1とくるみを加えて混ぜる。

5.オーブンシートの上に楕円形に広げ、オーブンシートごと持ち上げ、端をずらすように半分に折る。
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6.天板にのせ、180度に余熱したオーブンで、35分程度焼く。

7.バターを湯煎で溶かし、6が熱いうちに全体に塗り、粉糖をふる。

スパイスは、ナツメグやシナモンの他に、カーダモンを入れても美味しいです。

十分冷めてからオーブンペーパーで包み、リボンをかければ、プレゼントにも。
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日本では、「シュトーレン」という言い方が一般的ですが、「stollen]は、シュトレンと読むのが正解だそうです。皆さんはどちらで呼びますか?

クリスマスイヴまであと9日★直前のご紹介になってしまいましたが、お時間ありましたらお試しくださいね。

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プレッツェル

2012/12/06

ミュンヘン・クリスマス市に魅せられて・・・

ドイツのパン「プレッツェル」を作りました。


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本来プレッツェルは、水酸化ナトリウム溶液にくぐらせて、独特な焼き色をつけますが、重曹を溶かした湯で代用すれば、家庭でも手軽に楽しめます。
今回はホームベーカリーを使ったレシピをご紹介しますね。


プレッツェル
 

◆材料:1.5斤用ホームベーカリー6個分
 
○強力粉            300g                  
○薄力粉            100g
○塩              5g
○はちみつ           5g  
○バター            15g 
○水              120cc
○牛乳             100cc
○インスタントドライイースト  3g  

水               2カップ
重曹              大さじ1
岩塩              適宜


◆作り方

1.ホームベーカリー(1.5斤用)に○の材料を入れ、「生地作りコース」でスイッチオン。

2.20分程度こねたところで、生地を取り出し6つに分割する。
(20分以内にこね終わり、一次発酵がスタートしたらその時点で取り出す)

3.麺棒で延ばして3つ折りにし、つまんで留めてから、まん中は太く、両端は細くなるように45センチ程度の長さにのばす。(矢印の方向に力を入れながら転がすと、きれいにのびます)
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(他の生地は乾燥しないよう、ぬれ布巾をかぶせてください)

クロスさせてからねじってハート型にして、両端をくっつける。(付きにくい場合は、水を付けてください)
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4.プレッツェルより一回り大きい鍋に水を入れ、火にかける。沸騰したら、重曹を入れて混ぜて弱火から中火に落とし、表になる面を下にして20秒ゆでる。オーブンシートを敷いた天板に表を上にして並べる。ナイフなどで太い部分に1本切り込みを入れ、岩塩をふり、10分ねかす。
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5.余熱(200度)したオーブンで18分程度焼く。

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※1斤用ホームベーカリーの場合は、強力粉200g、薄力粉66g、塩3g、はちみつ3g、バター10g、水80cc、牛乳66cc、ドライイースト2gの分量で生地を作り、4個に分割してください。


焼き立てアツアツを頬張る・・・幸せなひと時です。

 

■ コメントをくださった方へ ■

・「鶏ささみのオイマヨカレー焼き」を夕食用に作っていただきありがとうございます。沢山作る場合は、アルミホイルの方が楽ですね。気にいっていただけてよかったです!(*^_^*)

・「海鮮と野菜の炒め」を中華丼でお試しいただきありがとうございます。そして、クリスマスに「かぼちゃのグラタン」を作ってくださるとのこと、嬉しいです!グラタンに使用するホワイトソースは、シンプルな配合なので、お好みで顆粒スープの素や卵黄を加えても美味しいです。
楽しいクリスマスのお手伝いができますように・・・。

・おせち、作ります!新しいお重に詰めていただけるような準備したいと思っていますので、また是非見に来て下さい(クリスマス後でしょうか・・)(^^)

・新やみつき鶏、ずっと作りたいと思っていただき感動です(:_;)ありがとうございました(*^_^*)

・冬道・・滑りますね。へっぴり腰でよたよた歩いているので、近所のスーパーに行くにもいつもの2倍時間がかかってしまいます(^^;)
北海道、寒さは厳しいですが、親切で温かい人が多いですね。

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