小豆あん

2012/11/21

遥か昔から日本人の生活に密接に結びつき、日本最古の「古事記」や「日本書紀」にも記述されている小豆。
我が国における小豆作付面積の8割は、北海道が占めています。

十勝産の新豆が手に入ったので、コトコトと炊いて「あん」を作りました。
甘さ控えめの手作り「あん」は、小豆本来の味とやわらかな舌触りを味わえますよ。

小豆あん

an.jpg

◆材料(作りやすい分量)
小豆・・・・・・・・・300g
砂糖・・・・・・・・・150g~(お好みで増やしてください)
塩・・・・・・・・・・ひとつまみ

◆作り方
1. 小豆は洗い、大きめの鍋に入れて6カップ程度の水を注いて中火にかける。

2.完全に沸騰し、ボコボコと大きな泡が出てきてから5分ほど煮て、ザルに上げる。(小豆はアクが強いため、渋切りというこの作業が必要になります)

bokoboko.jpg

3.鍋に戻し、5カップ程度の水を加えて中火にかける。沸騰し始めたところで、1カップの水を注ぎ、弱火で煮る。

4.アクが浮いてくるので、こまめにすくい取り、水分が減ったら、小豆が常に漬かっている状態になるよう差し水をして、コトコトと煮る。(新豆は1時間程度、それ以外は1~2時間)

5.小豆を指でつまんで簡単に潰れるようになったら、塩と砂糖を2~3回に分けて入れ、好みの硬さよりややゆるい程度に煮る。(水分が少なくなってくると焦げ付きやすくなりますのでなべ底をこするように絶えず混ぜてください)

★ポイント
・砂糖は、必ず小豆が軟らかくなってから入れてください。まだ硬いうちに砂糖を加えてしまうと、いくら煮ても柔らかく煮上がりません。

・「あん」は、冷めると固まるので、お好みの硬さよりややゆるめに仕上げてください。

shiratama.jpg
白玉の上にのせて。


maccha.jpg
抹茶アイスクリームに添えて。


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こちらは、小豆あんと生クリームのサンドウィッチ。後味のさっぱりとしたコーヒーとよく合う気がします。

じんわりと伝わる甘味と豆の風味は心を和ませてくれます。

■ コメントをくださった方へ ■

・エビが好きになったという嬉しいコメントをありがとうございます!我が家は、決勝戦前に試作をしすぎて、家族一同「しばらくエビは・・・」という状態だったのですが、最近食卓にエビが戻ってきました(^^) 「海鮮と野菜の中華炒め」は、カリッと焼き上げた焼きそばにも合うので、色々お試しいただけたら嬉しいです!

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たったの5分!とろけるマンゴープリン

2012/07/13

子供のころ、母の傍らで料理やお菓子作りの手伝いをする時間が大好きでした。

卵が、配合や加熱方法によって、卵焼きにも、プリンにも、ショートケーキにもなり、
形を変えることが魔法のように感じられたのを覚えています。

あれから数十年経った今、
今度は娘と一緒に料理やお菓子、パン作りを楽しむようになりました。

いくつかの食材が一つの料理やお菓子になる面白さは、今も変わりません。

娘と作る料理、最初のうちは大変でした。
卵はぐちゃぐちゃに割れてこぼれ、粉はあちらこちらに散乱・・・!

けれど、継続は力なり!!好きこそものの上手なれ!ですね。

卵割りの成功率が上がり、8割くらいは黄身が崩れずに割れるようになり、
かなり大きめの乱切りですが、きゅうりを切れるようになりました。
そして、簡単なおやつを作れるようになりました。
「できた!」という達成感が自信につながっているようです。

その簡単なおやつの中からおすすめのレシピをひとつ。

今日は、「お菓子レシピ教えて」「子供と一緒に作れるレシピ教えて」
というリクエストにお応えして、

「たったの5分!とろけるマンゴープリン」をご紹介します。

ゼラチン入りの冷菓って、作った後、冷蔵庫で冷やす時間が必要なので、
子供たちは「まだー」とか「もう食べる」などと騒ぎ、待ちきれませんよね!?(うちだけ?)

しかし、このレシピなら、冷やす時間は2分!
全行程でもたったの5分で作れる、とっても簡単で美味しいスイーツです。

「たったの5分!とろけるマンゴープリン」

mango pudding.jpg

◆材料 (4人分)
マンゴー(缶詰)・・・・・・・・・・・・・・・100g
マンゴー(缶詰)(飾り用)・・・・・・・・・・適宜
マンゴー缶詰シロップ・・・・・・・・・・・・・100cc
ヨーグルト(無糖)・・・・・・・・・・・・・・100cc
バニラアイス・・・・・・・・・・・・・・・・・100cc
ゼラチン(顆粒・ふやかす手間が不要のもの)・・5g

◆作り方
1.耐熱ボウルにマンゴー缶詰シロップを入れてラップをし、電子レンジ600Wで50秒加熱する。
(電子レンジから取り出す時危ないので、大人の方がお手伝いして下さい)

2.ゼラチンをふり入れ、スプーンで混ぜて溶かす。

3.マンゴーの果肉を入れ、スプーンで潰しながら混ぜる。(潰し加減はお好みで)

4.ヨーグルトを加え混ぜ均一になったら、バニラアイスを入れてダマがなくなるまで混ぜる。

5.器に入れ、冷蔵庫で2分程度冷やす。飾り用マンゴーをのせ、あれば分量外のミントを添える。

★ポイント
・バニラアイスは、冷凍庫から出したてのものを入れてください。
 ゼラチン入りの缶詰シロップが急激に冷され、固まりやすくなります。

冷却2分程度で"ふるふるのとろける食感"、
5分以上冷却すると"ぷるんぷるんゼリーの食感"になります。
おすすめは、なめらかな口どけを楽しめる"冷蔵庫で2分ほど冷やす"です。

親子で楽しい時間をお過ごしくださいね。

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とろける美味しさ、カカオと寒天の生チョコ仕立て

2012/02/14

今日はバレンタインデーですね。
チョコレートは用意されましたか?

「バレンタインと言っても夫がダイエット中でね...」

という声をいくつか頂きました。
確かに、チョコレートは脂肪が多く含まれているので気になりますよね。

そこで...!

チョコレートも生クリームもバターも使わず簡単に作れて美味しい、
生チョコ風のスイーツ
を考えてみました。

とろける食感とカカオの香りをお楽しみいただけると思います。
カロリーや脂肪が気になる妊婦さんのおやつにも是非お試しくださいね。


「とろける美味しさ、カカオと寒天の生チョコ仕立て」

vt.JPG

◆材料(6.5×13センチパウンドケーキ型一台分)
無糖ココア・・大さじ3
砂糖・・大さじ2
上新粉・・大さじ1
粉寒天・・小さじ1/2
塩・・ひとつまみ
牛乳・・100CC
ラム酒・・大さじ1/2

無糖ココア(仕上げ用)・・適宜

◆作り方
1 仕上げ用の無糖ココア以外の材料を上から順にボウルに入れ、混ぜる。

2 型に合わせて切ったクッキングペーパーを底と側面に貼り付け、1を流し入れる。

3 190℃に温めたオーブンで15分焼く。

4 型に入れたまま冷まし、ラップの上にそっと取りだして包み、冷蔵庫で冷やす。

5 一口大に切り、仕上げ用のココアをまぶす。

★ポイント
焼き上げた生地の表面はデコボコしているので、ラップで包んだ上から軽く押しながら
平たく形を整えると見た目が綺麗に仕上がります。


素敵なバレンタインデーをお過ごしください。

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