成澤文子のダイニング

1月初旬に始めたこのブログ。もうすぐで1年になります。

多くの方にレシピ作りのヒントとなってもらえたら・・と願えば願うほど、

「季節、素材、食べる人の体調に合わせて味付けする普段の料理を、どうレシピにしていくか」、
「どんな鍋やフライパンを使っても美味しくできるか」

・・・など迷うことばかり。

自分の気持ちを文章にする能力も、自分の料理を伝える技術も全く足りていないことに、常に焦りと不安を感じました。

そんな中・・・
ブログに訪れてくださる方々の温かいコメントやメールに幾度となく励まされ、大きな力をもらいました。

そして、「料理を作りました」「美味しかったです」というお言葉がとても嬉しく、料理を発信する楽しさを知りました。

貴重なお時間を割いてコメントやメールをくださった方々、何度も試食をしてくれた家族や友人に心から感謝しています。

日記が三日も続かない私が、今日までブログを続けることができたのは、
ここに訪れてくださる皆様と私の周りで支えてくれた方々のお陰です。

本当に、ありがとうございます。

来年は、さらに、知識と経験を増やし、もっと分かりやすく、美味しく作れる方法をアップできるよう努力したいと思っていますので、来年もまたお越しいただけたら嬉しいです。

今日、大晦日の夕食は、豪華に・・・
北海道の旬の味覚！毛ガニとホッキ貝の食卓でした!(^^)!

甘みのある毛ガニ。
ジューシーでぎゅっと詰まったうまみと甘みが口いっぱいに広がります。

かに味噌に付けて。かに味噌の美味しさは毛ガニならでは。
濃厚で、とろけるような舌触り。格別な美味しさです。

国内最高の漁獲量を誇る北海道産毛ガニとホッキ貝。
北海道の味覚に酔う夕食になりました。

もうすぐ除夜の鐘が聞こえますね。皆様どうぞ、よいお年をお迎えください。

手早くお出しできるお刺身は、大活躍してくれます。

寒ブリ、ひらめ、たいなどの白身お刺身に添えるお醤油に、ほんの少し手をかけて、
おもてなしの一品に仕立てます。

今回は、寒ブリと大根おろしをあえて盛りつけました。

寒ブリのおろしあえ～造り醤油で

材料：4人分
寒ブリの刺身　　　小1サク
大根おろし　　　　大さじ6
大根の葉　　　　　少々

＜造り醤油＞
しょうゆ　　　　　大さじ3と1/3
みりん、酒　　　　各小さじ1
鰹節　　　　　　　1.5ｇ

◆作り方
1.＜造り醤油＞をつくる。
鍋に材料全てを入れ、弱火にかける。フツフツとしてきたら、火を止め、網杓子で漉し、小皿に移して冷ます。

2.寒ブリを一口大の薄切りに切る。大根おろしの水気を切ってあえ、器に盛る。大根の葉をのせ、1を添える。

※お好みでわさびとご一緒に召し上がってください。

旬のお魚を使った一品を是非どうぞ。

■　コメントをくださった方へ　■
・田作りの「ごまめ」は、小ぶりものがお勧めです。大きいものしか手に入らない場合は、はらわたを取って作ると、苦みがなく仕上がります。通常のものより、薄味になっていますので、もしよろしかったら、お試しくださいね。

パイナップルを加えたきんとんは、甘みの中に、ほのかな酸味も楽しめるので、
「きんとんは甘みが強すぎて苦手」という方にも好評です。

昨年のヒルナンデス！にてご紹介したレシピです。

パイナップルきんとん

◆材料：4人分
さつまいも　　　　　　　正味400ｇ
パイナップル（缶詰）　　1～2枚
砂糖　　　　　　　　　　大さじ3（さつまいもの甘さによって加減してください）
パイン缶汁　　　　　　　1/2カップ
塩　　　　　　　　　　　少々
バター　　　　　　　　　7ｇ

◆作り方
1.さつまいもは厚めに皮をむき、１センチ厚さの輪切りにする。切ったものからたっぷりの水にさらす。（皮を薄くむくと、あくがでて味も色も悪くなります。）

2.パイナップルは１センチ角に切る。

3.鍋に水を切った1を入れ、かぶるくらいの水を入れて火にかけて煮る。

4.さつま芋が軟らかくなったら茹で汁を少量残して切る。木べらで潰し、砂糖、塩、パイナップル缶汁を入れて混ぜて弱火にかけて練り、2を入れて火を通す。

5.好みのかたさになったら、火を止め、バターを入れて混ぜ、器に盛る。

パイナップルきんとんを作った後のおたのしみは・・・
さつまいもの皮を使ったきんぴら。

サラダ油で炒めて、酒、砂糖、醤油で味付けし、ごまをふるだけ。
噛めばじんわりと、甘さと香ばしさがにじみます。

娘が毎日歌っているので、頭から離れません(^^)

お正月のお花を生けました。
リースやツリーが片づけられ、すっかり淋しくなったお部屋に新しい風が吹き込んだようです。

さて今日は、醤肉（ジャンロウ）をご紹介します。
我が家では、大晦日やおせちに登場する「中華風煮豚」です。

醤肉（ジャンロウ）

◆材料：4人分
豚塊肉（ロース、肩ロース、ももなど）　500ｇ
ごま油　　　　　　　　　　　　　　　　大さじ1/2
玉ねぎ　　　　　　　　　　　　　　　　1/4個
（またはねぎの青い部分　　　　　　　　1本分）
しょうが　　　　　　　　　　　　　　　1/2かけ
にんにく　　　　　　　　　　　　　　　1かけ
ゆで卵　　　　　　　　　　　　　　　　2～4個
（A)
水　　　　　　　　　　　　　　　　　　2カップ
しょうゆ　　　　　　　　　　　　　　　大さじ4
砂糖　　　　　　　　　　　　　　　　　大さじ2
紹興酒　　　　　　　　　　　　　　　　大さじ2
八角　　　　　　　　　　　　　　　　　1/2個

◆作り方
1.豚塊肉はタコ糸でしばる。

2.玉ねぎは1センチ幅に切り（ねぎの青い部分の場合は、そのまま）、しょうがは薄切り、にんにくは叩き潰す。

3.フライパンにごま油を熱し、豚塊肉を入れて全体に焼き色を付ける。

4.鍋にAと2を入れて火にかけ、沸騰したら、3を入れ、蓋を少しだけずらしてのせ、弱めの中火で35分程度煮る。（途中何回か天地を返してください）

5.殻をむいたゆで卵を加えて10分煮る。火を止めて粗熱を取ってから切り、器に盛り、煮汁をかける。

★ポイント
玉ねぎは、煮汁と一緒に盛り付けますが、ねぎの場合は、取り出してください。

※今回、醤肉の下に、白菜の内葉を細く切って敷きました。
白菜のやわらかい内葉の部分は、甘みがあり、食感がいいので、サラダ感覚で召し上がっていただくのもお勧めです。

■　コメントをくださった方へ　■

・シュトーレンをお試しいただきありがとうございます。シュトーレンにはお店や家庭によって味も食感も様々ですよね。まさにパン！というものから、ケーキのようなものまで・・・。お口に合い、嬉しいです！

・グリーンランド国際サンタクロース協会のお話！効きますね。疑っていた長男、「いるんだね！」とまた信じはじめました(*^^)vアボカドのポークソテーをお試しいただき、ありがとうございます！

今日は、おせち料理定番の田作りをご紹介します。
サクサクで香ばしいくるみ入りの甘辛味は、我が家の子供たちに好評です。

くるみ入り田作り

◆材料：4人分
ごまめ（かたくちいわし素干し）・・・40ｇ
くるみ・・・30ｇ
ごま・・・大さじ1/2
（A)
砂糖・・・大さじ1と1/2
しょうゆ、みりん・・・各大さじ1

◆作り方
1.ごまめを皿に広げ、電子レンジ600Wで1分加熱する。取り出して、全体を混ぜて広げ、再度電子レンジで40秒加熱する。（半分に折ってポキッと折れたらOKです）

2.フライパンにくるみを入れて、中火でさっと煎り、1の皿に取り出す。

3.2のフライパンに（A)を入れ、火にかける。沸騰し、大きな泡が出てきたら、2とごまを入れてさっとからめ、火を止める。クッキングシートなどに広げて冷ます。

★ポイント
・ごまめは、小ぶりで形が揃っていて欠けがなく、光沢のあるものがおすすめです。

・たれを煮詰めすぎるとカチカチに固まってしまうので、さっとからめて火を止めてください。

くるみの代わりに、細切りアーモンドやかぼちゃの種などでも美味しいです。
是非お試しください。

■　コメントをくださった方へ　■
・シュトレン、ご家族に喜んでいただけてとっても嬉しいです！！励ましのお言葉に涙です。ありがとうございました。